セブン&アイニュース|セブン‐イレブンが加盟店チャージ1%特別減額

(株)セブン‐イレブン・ジャパン(代表取締役社長:古屋一樹)は、4月6日、持続的な成長を実現するため、セブン‐イレブン・チャージ1%特別減額の実施を決定した。

国内の雇用環境が背景にある。最低賃金の上昇や有効求人倍率の上昇、社会保険加入対象の拡大等を受け、加盟店の経営はより厳しさを増している。そうした中でのロイヤルティ1%減額は、二つの理由が考えられる。第1は、既存加盟店オーナーがより拡大均衡の店舗経営に専念できる環境を整備することを目的としている。第2は、他チェーンに比較して10ポイントは高いと言われるチャージ料を減額することで、加盟促進を図るのが狙い。

開始時期は今年の9月1日(金)からで、「当面の間」とされている。

 2017年2月末現在の店舗数は1万9422店舗。下期はその減額分の影響として、約80億円を見込んでいる。

セブン-イレブンでは、売上げが伸長しているフライヤー等のカウンター商品やデイリー商品、冷凍食品の売場を拡大している。また「SEVENCAFÉ(セブンカフェ)」の販売やチルド商品の販売拡大に合わせた新型什器の導入など、加盟店の売上増や荒利率の改善に寄与する施策を進めてきている。しかし、店舗オペレーションは、全産業レベルの人手不足の中で、煩雑になっているのも事実だ。

その問題解決策として、今年1月からは、フライヤー等のカウンター商品の販売什器を洗浄するための業務用食洗機の導入を開始した。また、RFIDを活用した検品作業の省力化の実証実験にも取り組んでいる。

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セブン-イレブンは2009年7月に、加盟店からの訴訟を契機に、廃棄ロス(食品廃棄)原価の15%負担を開始した。今回は、チャージ料の1%の特別減額で加盟店オーナーの苦労に応えるということか。

 

検索ワード:セブン‐イレブン チャージ 減額 

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