マルエツnews｜被災地3県と取り組み｢カーボン･オフセット東北支援賞｣受賞

(株)マルエツ（東京都豊島区、上田真社長）は、「東北地域カーボン・オフセットグランプリ」において2度目となる「東北支援賞」を受賞した。J-クレジット東北地域推進協議会（東北経済産業局）が2015年から主催する賞で、受賞したのは東北支援型カーボン・オフセット部門。

CO2削減のために企業は自ら排出するCO2量を認識し、これを削減する努力を行う。が、削減が困難な排出量が生じた場合、ほかの場所で実現できたCO2の排出削減・吸収量を購入することができる。こうして埋め合わせすることを「カーボン・オフセット」という。

2008年11月に、環境省が、この仕組みを使って、国内における排出削減・吸収を促進するためにオフセット用クレジット（J- VER）として認証する制度をスタートさせた。

「東北地域カーボン・オフセットグランプリ」は、東北地域におけるカーボン・オフセットの取り組みとしてモデル性が高い取り組みを評価し、その実施団体を表彰する。「東北支援賞」とは、東北地域以外の企業・団体が、東北地域で創出されたクレジットを活用した取り組みに対して表彰する。

マルエツは、レジ袋などを製造する際に排出されるCO2をオフセットするために、岩手県、宮城県、福島県の被災3県の事業会社から森林保全などによってCO2を吸収（削減）できたオフセット・クレジットを購入している。

この購入費用の半分は、店頭回収された紙パックやペットボトルなどのリサイクル資源の売却益が充てられている。

今回で4年目を迎えたマルエツのこうした継続的な取り組みが評価され、今回の受賞となった。

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