セブン＆アイnews｜新システム導入でクレジット決済のセキュリティ強化

(株)セブン＆アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)は、(株)日本カードネットワーク（東京都新宿区、矢部真二社長）が提供する「クラウド型マルチ決済サービスCARDNET-Cloudサービス」(以下CARDNET-Cloud)を利用して、クレジット決済システムのセキュリティ強化に努める。

これは2018年6月に施行された割賦販売法の一部を改正する法律（改正割賦販売法）のクレジットカード情報保護の一環として行うもの。

CARDNET-Cloudは、(株)ジェーシービー（東京都港区、浜川一郎社長）の関連会社である日本カードネットワーク独自のクラウド技術によるもの。加盟店のセキュリティ対策におけるコストを大幅に軽減するとともに、多彩な決済サービスを提供することで、安全・安心・便利なマルチ決済サービスを実現する。

これまでPOS内蔵型クレジット端末で決済を行っていたクレジットカード加盟店は、この改正割賦販売法により、2020年3月までにクレジットカード情報の非保持化（暗号化）など、POSレジを含めた店舗・本部システム全体のセキュリティ強化に向けた対策が必要になる。

セブン&アイホールディングスは、他の大手流通企業に先駆けて、10月から国内のセブン-イレブン約2万店舗へ、2019年4月からイトーヨーカ堂、ヨークベニマル、ヨークマート、セブン＆アイ・フードシステムズの約1000店舗へ順次、CARDNET-Cloudを導入していく。

<非保持化対応前の構成＞

＜非保持化対応後の構成＞