コストコnews|「棚寿命」を長くする新技術を使ったアボカド実験販売
コストコホールセールクラブの米国中西部の店舗で、新しい技術を使った棚寿命の長いアボカドがテスト販売される。ワシントンポストが報じた。
ここには「アピール・サイエンシス」という会社が開発した新しいテクノロジーが使われている。
植物に含まれる素材を使って表面に皮膜をつくって、「棚寿命を4倍にする」と発表されている。
米国では、青果物の廃棄が食品全体の廃棄の40%以上と推定されているから、この新テクノロジーにかかる期待は大きい。
表面に被膜をつくる素材(フィルム)は、自然素材であるため、そのまま食することができる。オーガニック食品にも使用が認められている。
日持ちがよくなるため、廃棄量は激減するし、在庫管理もやりやすくなる。したがって、コスト分はコストコが負担する。売価は変えない方針だ。
アピール・サイエンシスでは、アボカドに加えて、イチゴ、モモ、バナナ、マンゴー、ネクタリン、サヤインゲン、柑橘、アスパラガスなどでも、フィルムを開発している。
ちなみに、この会社はマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツがバックアップしている。