ウォルマートnews|トイザらス倒産受けてホリデー商戦前に玩具の販促強化

11月第4木曜日の Thanksgiving Day(感謝祭)からクリスマスまでの「ホリデー商戦」を前に、ウォルマートは玩具の販促を強化すると発表した。

年商約70億ドルだった玩具販売チェーンのトイザらスは今年6月、全735店舗のスクラップを完了した。このトイザらスの売上げを、リアル店舗ではウォルマートやターゲット、オンライン店舗ではアマゾンが虎視眈々と狙っている。

そこでウォルマートは、リアル店舗での玩具の品揃えを30%増やし、オンライン販売でも40%拡大することを発表した。

毎年恒例となっている「キッズが選んだ人気玩具リスト40(The Top Rated by Kids top 40 toys list)」をユーチューブで紹介するほか、専売品など1000アイテム以上を新たに取り揃える。そのうち300品目は新商品だ。

また9月7日には「ナショナル・プレイデー(National Play Day)」と題して、1500店以上の店舗で人気玩具のキッズ体験会を開催する。この体験会では、記念撮影のほか、販促品や玩具カタログのプレゼントもある。

さらに、ホリデー商戦のお取り置きサービス「レイアウェイ(Layaway)」を約3カ月前の8月31日から開始している。レイアウェイはサービス手数料と商品の頭金を先に支払い、60日〜90日かけて残金を支払ってから商品を受け取るというサービス。

レイアウェイのサービス手数料は通常、5ドル〜10ドル、頭金は10%〜20%で、途中解約すると、10%程度のキャンセル料を払わなければならない。ウォルマートは2013年からこの手数料を無料にしており、頭金も10ドルだ。

対象商品は玩具のほか、家電製品、子ども用家具、スポーツ用品など4万アイテム以上となっている。

トイザらスの市場シェアは、ほかにもターゲット、アマゾン、ディスカウントストアなどが狙っており、ホリデー商戦での競争激化は必至だ。

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