ウォルマートnews|第3Q 国内既存店3.4%増/eコマース43%増が牽引

ウォルマートは11月15日、2019年1月期の第3四半期決算を発表した。

8月1日から10月31日の3カ月間の総収入は1248億9400万ドル(1ドル100円換算で12兆4894億円)で、前年同期比プラス1.4%の好結果だった。ただし、会員費を含むその他収入は、前年同期の10憶4300万ドルからマイナス4.4%の9億9700万ドルだった。営業利益は49億8600万ドルのプラス4.7%で、増収増益となった。

ただし純利益は2.2%減少して17億1000万ドル、1株当たりの利益は0.58ドルと横ばいだ。

ウォルマートUSの第3四半期売上高は806億ドルの3.7%増。既存店も客数が1.2%増、客単価が2.2%増となり、売上高は3.4%ポイント伸長した。

それをけん引したのが、43%増と大きく伸びたeコマースだ。グローサリー・ピックアップは2100店舗、宅配サービスは600店舗に導入され、顧客の利用が進んでいる。

ホールセールクラブのサムズクラブは、既存店売上高が3.2%増で、そのうちeコマースは32%の伸びだ。米国内でのウォルマートeコマースはその存在感が顕著になってきている。

ウォルマート国際部門は、為替の影響により、売上高288億ドル(2.6%減)、営業利益12憶ドル(3.7%減)の減収減益だ。ただし為替の影響を除いた売上高は1.6%増、営業利益は1.0%増と、こちらも堅調だ。

ダグ・マクミロンCEOは、「好調なアメリカ経済の恩恵を受けるとともに、計画が確実に実行されています。われわれのビジネスは今、弾みがついています。これからもイノベーションを加速させ、新しいテクノロジーを活用していくことで、小売りの未来形をつくっていく。つまり、ウォルマートでのお客さまの買物を、よりスピーディに、より簡単にするということです。 アソシエーツ(従業員)はお客さまにサービスを提供するために最新ツールを使いこなし、すばらしい仕事をしてくれています。今年もまたホリデーシーズンが近づいてきましたが、ウォルマートでの買物は、お金を節約することはもちろん、忙しいお客さまにとって『時間の節約』にもなります。それがウォルマートからのホリディ・ギフトなのです」と語っている。

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