ルルレモンnews|第1Q売上高2割増・純利益28.5%増/ボディケア商品新発売
ヨガ用品を中心にスポーツウェアを扱うカナダのルルレモン・アスレティカ(ブリティッシュコロンビア州バンクーバー、カルヴィン・マクドナルドCEO)は、6月18日、パーソナル・ケア商品の販売を始めると発表した。
これらの商品はアスリートのニーズに応えるべく、ジムで汗をかいた後に使えるように開発された。今年初めから既にテスト販売されており、顧客に好評だったことから今回の発売に踏み切った。
商品は、ドライ・シャンプー(34ドル)、消臭剤(18ドル)、フェイスモイスチャライザー(48ドル)、リップクリーム(14ドル)の4品。ルルレモン50店舗のほか、北米の提携スタジオ、ルルレモン・ドット・コム、セフォラ・ドット・コムで販売される。
同社は、5月5日で終わった2019年度第1四半期の業績を発表しているが、売上高は、前年同期比20%プラスの7億8231万ドル(1ドル100円換算で782億3100万円)、既存店売上高は14%プラス、粗利益は0.8%プラスの53.9%、純利益は28.5%プラスで9660万ドルと大幅な増収増益だった。これは予想以上の結果で、同社の株価は上昇している。
この業績発表時のコメントでは、これらボディーケア商品に加えて、近々靴のラインも加える計画である。
また、シカゴ市のリンカーンパーク界隈に、ヨガスタジオ、ジュースバー、瞑想用スペースなどを備えた2万平方フィート(1858㎡)の「エクスペリエンシャル(体験型)店舗」を建設中だ。2023年までには全店舗の10%をこのタイプの店舗にする予定。
物販に体験を加えた「エクスペリエンシャル店舗」はルルレモン以外でも急増しており、2030年までには全体の32%に成長すると、コンサルティング会社のA. T. Kearnyは予測している。