サムズクラブnews|従業員用勤務・業務管理アプリ「Ask Sam」を全店舗に導入

ウォルマートのメンバーシップホールセールクラブ業態の「サムズクラブ」は、アソシエーツ(従業員)を対象に「Ask Sam(アスク・サム)」と名付けられたアプリを導入した。

〈写真:「リテールダイブ」より〉

サムズクラブのアソシエーツは、このアプリを利用することで勤務スケジュールの管理ができるほか、商品の保管場所や在庫状況、生鮮食品のアイテム数の予測などの情報を得ることができる。

今年3月にテスト導入され、現在では600店舗のすべてのアソシエーツに支給されている。

また、「Tire&Battery Center(タイヤとバッテリーセンター)」の社員用に、アイパッドのアプリ「Sam’s Garage(サムズ・ガレージ)」も導入した。このアプリでは、顧客のサービス履歴を全店レベルで追跡することができる。同社によれば、顧客がタイヤを購入するのにかかる時間を30分から5分以内に短縮できるという。

一方、ウォルマートでは、昨年12月から新たな店舗でのオンライン注文サービスを開始している。これは、店舗に買物に来た顧客が品切れしている商品や、欲しいサイズ・色が見つからない商品があるとき、店内のアソシエーツが専用のアプリを使って、オンラインストア「Walmart.com」で顧客に代わって注文するというもの。このアプリは、在庫切れなどによる機会損を減らすことで売上げに貢献できる。

eコマースに多大な投資を続けているウォルマートだが、売上げと市場シェアの増加はあるものの、利益圧迫が続いているため、創業者の故サム・ウォルトンの遺族のウォルトン家を筆頭に株主からの圧力も出ている。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧