ウォルマートnews|第2Q総収入1.8%増の13兆円/eコマース37%増が牽引

ウォルマート・インク(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロン社長)は、 2020年1月期の第2四半期決算を発表した。

5月1日から7月31日の3カ月間の会員費を含む総収入は、対前年同期比1.8%増の1303億7700万ドル。1ドル100円換算で13兆0377億円だ。営業利益は2.9%減の55億8300万ドル、純利益は36億1000万ドル(前年度は8億6000万円の赤字)だった。

営業利益の減益は、昨年買収したインドのeコマース企業「フリップカート」の業績を含んでいるためだ。

ウォルマートの事業はUS部門、国際部門、サムズクラブ部門に分けられる。

US部門の売上高は2.9%増の852億ドル。既存店の売上高はガソリン販売を除いて2.8%伸長した。営業利益は、47億ドル(4.0%増)。eコマースはオンライン注文のグロサリーが大きく伸長して、37%増となった。

国際部門は、為替の影響によって売上高291億ドル(1.1%減)、営業利益9憶ドル(29.6%減)の減収減益だ。これには2018年8月に買収したフリップカート社の業績結果が含まれる。

サムズクラブ部門の売上高は1.4%増加して150億ドル、既存店売上高はガソリン販売を除いて1.2%増だった。サムズのeコマースは35%増加、営業利益は19.4%増加して5億ドル。

オンラインで注文したグロサリーのピックアップサービスを実施しているのは2700店舗。宅配サービスは1100店舗で受け付けが可能になった。

「ウォルマート・ドット・コム」は、米国全人口の75%に翌日配達サービスを提供している。さらに、サムズクラブではオンライン注文品の即日店舗ピックアップも開始した。

通期の米国国内の既存店売上高については、従来予想の前年比2.5%~3%増へと上方修正している。

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