コストコ、成長鈍るも出店・価格競争は加速
2013年8月期決算の速報値が9日に発表された。
総売上高は1028億7000万ドル。
とうとう1000億ドルの大台を超えた。
100円換算で10兆2870億円。
コストコは会員制なので、会員費も重要な収益。
会員費の合計金額は22億8600万ドル。
よって総収益は1051億5600万ドルとなった。
10兆5156億円。
前年比はプラス6.0%で4年連続増。
ただし過去2年は2ケタ増を記録していたため、若干成長率が鈍っている。
純利益は20億3900万ドルで前年比プラス19.3%となった。
CFO(最高財務責任者)のRichard Galantiは、
コストコの低価格戦略についてこう語る。
「我々は原料コストが急騰したときでも変わらず低価格を続けた。
最近、ようやくコストが下がってきたことで、
今までかなり無理していた商品でも少しマシな粗利をとれるようになった。
それでもコストコはこれからもアグレッシブにいくよ。
我々の最大の競争相手は、我々自身なんだ」
コストコは今後も積極的に出店を計画しており、
2014年度は初進出予定のスペインの2店舗を含む、合計36店舗を出店予定。
その他の地域では、アメリカ国内で18店舗、オーストラリアに5店舗、韓国に4店舗。
さらに日本とカナダにはそれぞれ3店舗、そしてメキシコに1店舗が予定されている。
海外進出しても、店舗フォーマットは変えない。
これはドイツのアルディと同じ。
シングル・フォーマットでどんな国にも通用する。
もちろん商品はその国に合わせる。
それが通用する数少ないチェーンストア。
コストコの海外での快進撃は続く。
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