オフィスデポ、オフィスマックスを子会社化

今年の2月に発表されていたニュースだが、
オフィスサプライ企業全米第2位のOffice Depot オフィス・デポは、
第3位のOfficeMax オフィス・マックスを、
11月5日、正式に合併完了した。

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両社の合併は11月2日に、米連邦取引委員会に承認され、
OfficeMaxはOffice Depotの子会社となった。
新代表が確定するまでは、双方の現CEOが共同CEOをつとめる。

ニューヨーク証券取引所ではODP(オフィス・デポ)シンボルで取引がなされるが、
実際の店舗ではOffice DepotとOfficeMax両方の店名で営業を続ける。

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この合併により、年間売上高170億ドル(100円換算で約1兆7000億円)、
2000店舗規模の企業となった。
しかし、業界トップのStaplesの売上高244億ドルには遠く及ばない。

合併完了と同日発表された両社の第3四半期決算は
Office Depotが売上高前年同期比マイナス2.7%、
OfficeMaxはマイナス4.6%とともに芳しくなかった。

さっそく大きな課題に直面している新会社だが、
合併によるシナジー効果は生み出されるだろうか。

商人舎ではマーケットは、
「寡占」から「三占」、
そして「複占」に至ると分析している。

寡占とは数者によって市場のほとんどが占有されること。
三占は三者によって占有されることで、
複占は二者によって市場のほとんどが占有されること。

全米オフィスサプライ市場は、
いよいよ三占から複占に至った。

こういった現象は、
家電でもホームファッションでも、
さらにオフプライスストア市場でも起こっていて、
ますます企業数が少なくなっていく。

日本でもやがて、この現象が起こってくるに違いない。

 

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