アルバートソンnews|’20年商158億ドル2.2%増・純利益82.3%増と好調
米国スーパーマーケットチェーン第2位のアルバートソン(アイダホ州ボイジー、ヴィヴェック・サンカランCEO)が2月27日で終了した2020年第4四半期と通期の業績を発表した。
アルバートソンは、投資会社サーベラスの傘下にあって、2015年1月、当時の全米第2位のスーパーマーケット・セーフウェイと統合している。
第4四半期の総収入は前年同期比2.2%増の157億7200万ドル(1ドル100円換算で1兆5772億円)と増収だった。営業損失は1億7480万ドル(前年同期は3億2660万ドルの営業利益)、純損失は1億4420万ドル (前年同期は6780万ドルの純利益)だった。これは複合年金制度に関連する費用として4億4940万ドルを計上したためで、それを除いた調整後の純利益は3億4720万ドルとなる。既存店売上高は11.8%増。
2020年の通期では、総収入は11.6%増の696億9040万ドル(6兆9690億円)と好調だった。営業利益は12.6%増の16億1750万ドル、純利益は82.3%増の8億5020万ドルだが、第4四半期で計上した複合年金制度の4億4940万ドルを除くと18億9000万ドルの純利益となる。既存店売上高は16.9%増。
eコマース、生産性改善、409店舗の改装に16億3000万ドルの設備投資を行った。2月末時点の総店舗数は2277店。
eコマースの売上高は第4四半期で282%増、通年で258%増と大幅に伸長した。
2021年通期では、既存店売上高で6~7.5%マイナス、設備投資で19億~20億ドルを予測している。