コストコnews|2Q売上高439億ドル14.7%増、経常利益3.3%増/EC76%増

会員制倉庫型店舗最大手のコストコホールセール(ワシントン州イサクア市、クレイグ・ジェリネックCEO)は2月14日で終わった2021年8月期の第2四半期業績を発表した。

第2四半期の売上高は438億8800万ドル(1ドル100円換算で4兆3888億円)で前年同期比14.7%増加、会員費を含む総売上高は447億6900万ドル(4兆4769億円)で14.6%増加した。営業利益は13億4000万ドル(1340億円)で5.8%増、経常利益は13億1900万ドル(1319億円)で3.3%増、そして純利益は9億5100万ドル(951億円)で2.1%増と、第2四半期も増収増益で終了した。

第2四半期の既存店売上高はアメリカ国内で11.4%増、カナダで13.4%増、その他の海外で21.5%増、全体で13.0%増加した。eコマースの既存店売上高も好調で、75.8%増加した。

そして2021年度上半期の売上高は862億3500万(8兆6235億円)ドルで、前期比15.8%増、会員費を含む総売上高は879億7700万ドル(8兆7977億円)で15.6%伸長した。営業利益は27億7000万ドル(2770億円)で19.0%増、経常利益は27億3900万ドル(2739億円)で17.3%増、純利益は21億1700万ドル(2117億円)で19.2%増だった。

上半期の既存店売上高はアメリカ国内で13.0%増、カナダで14.8%増、その他の海外で20.2%、全体で14.2%増加。eコマースも既存店ベースで80.4%の伸びを示した。

eコマースの大幅増には調剤、ガーデン&パティオ、小型家電、ヘルス&ビューティー、大型家電、グロサリーの売上げ増加が寄与している。提携会社による即日配達は前年度比450%増加している。またニューメキシコ州アルバカーキーの3店舗でテストしているカーブサイド・ピックアップは好評で予測を上回っている。このサービスの生産性をいかに上げるかが他の地域へ拡大するための課題となっている。

同社はパンデミックの特別手当を2月末で廃止し、代わりに最低時給を1ドル引き上げ、16ドル(1ドル100円換算で1600円)としている。

2021年2月現在、同社は米国とプエルトリコに558店、カナダ103店、メキシコ39店と、北米では699店舗を展開。北米以外の地域は、イギリス29店、日本27店、韓国16店、台湾14店、オーストラリア12店、スペイン3店、そしてアイスランド、フランス、中国に各1店ずつ、合計804店舗を運営する。なお、第4四半期には国内5店舗を含め、13店舗の新店を計画している。

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