ウォルマートnews|ワクチン接種が進み店舗の営業時間延長へ
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、COVID-19パンデミック禍で短縮していた店舗の営業時間を徐々に通常の時間に戻しているが、6月5日(土)から開店時間を1時間早めて午前6時に変更すると明らかにした。ただし、火曜日は高齢者用のシニア・アワーを確保するため、7時開店となる。ウォルマートUSのチーフ・オペレーティング・オフィサーであるダコナ・スミス氏は、「ワクチン接種が完全に終わった人たちが毎日増えており、営業時間の延長ができると考えました」と声明で述べている。
■マスクチェックをする「ヘルス・アンバサダー」
同社の営業時間は、昨2020年3月に2回短縮され、8月まではほとんどの店舗が午前7時から午後8時半までの営業時間となった。その後8月に90分延長されて午後10時の閉店、11月にはホリデー・シーズンとして午後11時閉店に変更された。
営業時間延長のほかにも、少しずつ規制を解除している。コロナ禍で行われていた20%の客数削減やマスク着用義務なども緩和され、オート・ケア・センターの待合場所に椅子が戻された。昨年7月から店舗の入口で入店客のマスク着用を確認していた「ヘルス・アンバサダー」は、他部門に配置換えされている。
一方、特別清掃やレジまわりの除菌は引き続き実施されており、アクリル板の遮断壁も撤去されていない。床面に貼られたソーシャル・ディスタンシングを示すステッカーもそのまま残される。社員とサプライヤーの入店時のヘルス・チェックとCOVID-19感染による欠勤ポリシーも9月30日まで延長される。
カリフォルニア州はまだマスク着用が義務付けられており、ほとんどの人が着用しているが、ソーシャル・ディスタンシングのマークはあまり気に留めておらず、ほとんど守られていない。