ウォルマートnews|無人の自動運転トラックによる輸送テストを開始

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は2019年7月から、自動運転のベンチャー企業「ガーティック(Gatik)社」と協力し、自動運転による配送を実験してきた。ガーティックは11月8日、その実験をさらに進化させ、世界で初めて無人運転の自動運転トラックによる店舗間配送が始めたと発表した。

無人の自動運転トラックは複数の温度帯に対応しており、ウォルマート本社のベントンビルにあるダークストア(フルフィルメント用の店舗)とネイバーフッドマーケット店舗の間を運行する。無人化の実験は今年の8月からスタートし、毎日数回、公道を利用して配達が行われている。

2019年にスタートしたガーティック社の無人運行はアーカンソー州をはじめ、テキサス州、ルイジアナ州、カナダのオンタリオ州などで行われており、これまで無事故を誇っている。

近年、小売業は大規模拠点(ハブ)に貨物を集中させ、そこから各拠点(スポーク)に分散させる「ハブ&スポーク」という配送モデルを増やしている。ハブとなるフルフィルメント・センターから配達センターや顧客に近いピックアップ店舗への配送が重要になっている。自動運転トラックの無人化は、そのニーズを満たし、生産性を向上させることが可能となる。

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