ALDI 5カ年計画発表「全米650店増」
ドイツ資本の小型ボックスストアALDI。
アメリカでも年々その存在力が増している。
現在、アメリカ32州に約1300店を展開中。
本国のアルディはふたつの企業の連合体。
Aldi Nord と Aldi Sud。北アルディと南アルディ。
アメリカのトレーダー・ジョーは、北アルディの傘下にある。
アメリカのアルディは南アルディが展開している。
先週20日、その南アルディはアメリカでの5カ年計画を発表した。
2018年までに出店を加速させ、全米で650店舗増やす。
つまり年間130ずつの店を新規オープンして、2000店が見えてくる。
近年は年間80店ペースで新店を出しているので、出店スピードは格段にあがる。
また、土地購入や施設・設備費として30億ドルを投資する。
この企業拡大計画が完了すれば、
アルディは東海岸から西海岸まで全米を網羅し、
月間顧客数は4500万人にのぼると予想されている。
さらに約10000人の新規雇用を創出する。
「全米からアルディを求める消費者の声が聞こえてきている。
要望に応えるため、我々は拡大計画を強化していくのだ。
ここ最近進出したテキサスのヒューストン地区や
激戦区のフロリダ南部やニューヨーク市で、
我々の競争力は高まっている。
アルディでは高品質のものに手が届く。
それを武器に南カリフォルニアなどの新規マーケットに風を吹き込みたい」
米国アルディ社長のジェイソン・ハートは意気盛んである。
ウォルマートにとって、また一つ、
極めて手ごわい競争相手が躍進する。
第1に、アマゾン・ドットコム、
第2に、ダラー・ゼネラル。
そして第3に、アルディ。
そしてジェイソン・ハートの「高品質のものに手が届く」の発言は、
「量が質を変える」という命題への挑戦でもある。
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