Amazon news|初のアパレル・リアル店舗「Amazon Style」5/25オープン
アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は5月25日(水)、初のアパレルのリアル店舗「Amazon Style」をカリフォルニア州ロサンゼルス郊外のグレンデール市にあるショッピングセンター「ザ・アメリカーナ・アット・ブランド」にオープンした。同社は1月に「22年下期オープン予定」を発表していた。
店舗は以前、「フォーエバー21」の大型店のあった場所で、隣にはH&M、はす向かいにはショッピングモール「グレンデール・ガレリア」があり、人通りの多いロケーションだ。
店内では、スマートフォンを使った買物経験を提供している。商品に付けられているQRコードをスマホでスキャンし、サイズと色を選ぶと、商品が担当社員によって試着室に届けられる。なお、事前にオンラインで選んでおいた商品を、来店時に試着するということもできる。試着室内にはタッチパネルが備え付けられており、他の商品の試着リクエストやAIによる商品提案を確認することもできる。
決済は、手のひら認証「Amazon One」などのAmazonのアカウントでチェックアウトする。店舗で購入しなかった場合でも、試着商品がアカウントに記録されるので、後からオンライン購入も可能。
今回のオープン記念キャンペーンとして、27日、28日、29日に入店した先着100名に、25ドルのAmazonギフトカードを進呈する。またプライム会員の購入者にはトートバッグをプレゼントする。
今後の「Amazon Style」の出店計画は発表されていないが、一昨年のウォールストリートジャーナルの報道では、オハイオ州コロンバス、サンフランシスコが開店候補地として挙げられている。売場はあくまで陳列のための「ショールーム」で、実際の商品在庫はバックルームにある小型フルフィルメントセンターに保管されている。商品はAmazonのフルフィルメントセンターで使われている需要予測のアルゴリズムで集められると説明されており、サイズも加えると相当な在庫数となる。