ウォルマートnews|2Q営業収益1528億ドル8%増/割引販売で営業利益7%減
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)が7月31日で終わった2023年1月期の第2四半期を発表した。
営業収益は1528億5900万ドル(1ドル100円換算で15兆2859億円)で前年同期比8.4%増加した。営業利益は68億5400万ドル(6854億円)で6.8%減少したが、純利益は51億4900万ドル(5149億円)で20.4%増加した。また1株あたりの利益は1.88ドルで23.7%増加している。
部門別では国内部門の「ウォルマートUS」は、売上高が1051億ドル(10兆5100億円)で7.1%増、営業利益は57億ドル(5700億円)で6.7%減少した。既存店ベースでは売上高が6.5%増、客数1.0%増、客単価は5.5%増。電子コマースは+1.0%ほど既存店売上げに寄与した。グロサリーの既存店売上げは2桁台前半で増加、ヘルス&ウェルネスが1桁台後半で増加した一方、ジェネラル・マーチャンダイズは1桁台半ばで減少した。
国際部門の「ウォルマートインターナショナル」の売上高は244億ドル(2兆4400億円)で5.7%増、営業利益は10億ドル(1000億円)で21.1%増加した。なお為替の影響を除くと、売上高は253億ドルで9.9%の増加、営業利益が11億ドルで28.3%の増加となる。
会員制倉庫型店舗「サムズ・クラブ」の売上高は219億ドル(2兆1900億円)で17.5%増加、営業利益は4億ドル(400億円)で35.3%の大幅減少となった。既存店ベースでは売上高(ガソリン販売を除く)が9.5%増、客数9.8%増、客単価0.2減。電子コマースは既存店売上げに+1.7%ほど寄与している。
ウォルマートのダグ・マクミロンCEOのコメント。「インフレによって中流以上の顧客が増えており、グロサリーの市場シェアは増加したものの、過剰在庫整理のための割引販売などが利益に影響した。在庫額は前年比25%増えているが、前期よりは改善している。今後もサプライチェーンなどで経費節減を進めていく」