CVSヘルスnews|第3Q総収入811億ドル10%増/小売部門は検査減で減益

CVSヘルス(ロードアイランド州ウーンソケット、カレン・リンチCEO)は9月30日で終わった2022年12月期の第3四半期決算を発表した。

総収入は811億5900万ドル(1ドル150円換算で12兆1739億円)で10.0%増、営業損失は39億3100万ドル(5897億円、前年同期は30億6100万ドルの営業利益)、純損失は34億0900万ドル(5114億円、前年同期は15億8700万ドルの純利益)だった。この損失は「オピオイド訴訟」で合意した今後10年で支払われる52億ドルの示談金によるもの。

部門別では、ヘルス・ケア・ベネフィット(健康保険)部門の総収入が225億1100万ドルで9.9%増、営業利益が15億4400万ドルで39.6%増。保険治療の支払い率となるメディカル・ベネフィット・レシオは、83.5%で、前年度の85.8%より減少した。

ファーマシー・サービス(調剤)部門の収入は432億1600万ドルで10.7%増、営業利益は18億7700万ドルで5.9%増加した。処方箋取り扱い数(30日換算)は3.6%増加した。

小売薬局/LTC(長期ケアシステム)部門の収入は267億0600万ドルで6.9%増、営業利益は13億9800万ドルで18.9%減少した。処方箋取り扱い数(30日換算)は1.8%増加した。営業利益の減少は、主にCOVID-19の検査とワクチン接種の減少が要因としている。

第3四半期は特別費用を除けば堅調な業績で、2022年度全体予測では、調整後1株あたりの利益を「$8.40~$8.60」から「$8.55~$8.65」、キャッシュフローを「125~135億ドル」から「135~145億ドル」に上方修正している。

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