ウォルグリーンnews|第3Q売上高354億ドル8.6%増/ヘルスケア部門売上3倍

ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ロザリンド・ブルーワーCEO)は 5月31日で終わった2023年8月期第3四半期の決算を発表した。

売上高は354億1500万ドル(1ドル130円換算で4兆6040億円)で前年同期比8.6%増、営業損失は4億7700万ドル(620億円:前年同期は3億2000万ドルの営業損失)、純利益は1億1800万ドル(143億円)で59.2%減の増収減益となった。なお、1株当たり利益は0.14ドルでこちらもマイナス57.6%と大幅に下落している。

3月に就任したブルーワーCEOとっては就任後初めての決算発表となったが、「第3四半期の結果は、厳しい事業環境にあるにもかかわらず、弊社の持続的な勢いを示している。課題はまだまだあるが、将来に向けて中核である国内小売業と薬局事業を成長させ、改革できる強力な位置にある」と述べた。

米国小売薬局部門の売上高は278億6600万ドルで、前年同期比4.4%増加した。ワクチン接種のための来店客数が増加したことで、既存店売上高は7.0%調剤増加した。このうち、調剤売上げは9.8%増、小売りは0.2%減だった。

米国ヘルスケア部門の売上高は19億7500万ドルで、231.0%増と約3倍に跳ね上がっている。店舗併設の診療施設「ビレッジMD」や「サミット・ヘルス」の買収で増収し、黒字化に向かっている。

2023年通期では、調整後1株当たりの利益で4.45~4.65ドルを予測している。

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