Amazon news|’23年年商5748億ドル11.8%増・純利益304億ドルで黒字転換

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、アンディ・ジャシーCEO)は2023年12月31日で終わった2023年度12月期の第4四半期と通期の業績を発表した。

第4四半期(10月~12月)の商品売上高は767億0300万ドル(1ドル140円換算で10兆7384億円)で前年同期比8.8%増、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などのサービスを含む営業収益は1699億6100万ドル(23兆7945億円)で13.9%増加した。営業利益は132億0900万ドル(1兆8493億円)で382.6%増、純利益は106億2400万ドル(1兆4874億円)で3721.6%増。

部門別では、北米が売上高1055億1400万ドルで前年同期比11.3%増、営業利益が64億6100万ドルで、前年の営業損失から回復している。国際部門は売上高402億4300万ドルで16.8%増だが、営業損失が4億1900万ドルで赤字。そしてAWS部門は売上高242億0400万ドルで13.2%増、営業利益71億6700万ドルで37.7%増だった。

また通期では、商品売上高が2558億8700万ドル(35兆8242億円)で前年比5.3%増、AWSなどのサービスを含む営業収益は5747億8500万ドル(80兆4699億円)で11.8%増加した。営業利益は368億5200万ドル(5兆1593億円)で200.8%増、純利益は304億2500万ドル(4兆2595億円)で前年の損失から黒字転換した。

部門別では、売上げの61%を占める北米が売上高3528億1800万ドルで前年同期比11.7%増、営業利益が148億7700万ドルで、前年の営業損失28億4700万ドルから黒字化した。

国際部門は売上構成比23%で、その売上高は1312億ドルで11.1%増。しかし利益面では昨年よりマイナス幅は縮小したものの、営業損失26億5600万ドルとなった。

そして年々売上げ構成を伸ばしているのがAWS部門で、昨年の14%から今年は16%に成長した。売上高は907億5700万ドルで13.3増、営業利益は246億3100万ドルで7.8%増だった。

アンディ・ジェシーCEOのコメント。
「2023年第4四半期は記録的なホリデー商戦となり、アマゾンは堅調に2023年を終えることができました。業績だけでなく、革新によって顧客経験を改善ができたことを嬉しく思います。フルフィルメントセンター・ネットワークを地域分散することによって、経費を下げつつ、プライム会員へのより迅速な配送を提供できるようになりました。またAWSは長期的に顧客にフォーカスし、AIによって新しいサービスや広告収入を生み出し、顧客の毎日の生活を改善しました。2024年もたくさんの変化を届け、さらなる成果を上げていきます」

そして来期予測として、2024年12月期の第1四半期は、売上高1380億~1435億ドル(前年比8~13%の増加)、営業利益で80億~120億ドル(前年は48億ドル)を見込んでいる。

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