アメリカ人がもっとも訪問する店舗はどこか？

アメリカ人がもっとも頻繁に訪れる店舗はどこか。
マーケティング会社「プレースド」が３月に行った調査のベスト100が公開されている。

小売業、フードサービス、銀行、ガソリンスタンドなどさまざまな店舗を訪問するアメリカ人だが、
堂々の1位はウォルマート。調査期間中に米国人の52％が訪問している。
2位はマクドナルドで48％。
3位はスターバックス32％、4位ターゲット24％。
5位はドラッグストアのウォルグリーン、6位は同じくCVSヘルス。
アメリカのドラッグストアは日本のコンビニの機能を担っているから、上位にランキングされるのは当然。

それにしても、ウォルマートはアメリカ人の2人に1人が必ず来店しているという数値には驚く。

小売業だけ30位までをピックアップしてみよう。
10位　ダラーツリー
12位　ホームデポ
14位　セブン-イレブン
16位　ロウズ
19位　ダラージェネラル
20位　ライトエイド
22位　ベストバイ
26位　クローガー
29位　ファミリーダラー

小売業態別にみると、一番はハイパーマーケット(総合スーパー)がトップ。ウォルマートとターゲット。やはり生活全般において、一番便利な業態なのだ。

二番はドラッグストア。ウォルグリーンとCVSファーマシー、ライトエイド。

そして三番は、バラエティストア。最近はダラーストアと呼ばれるが、ダラーツリー、ダラージェネラル、ファミリーダラー。ここでマーケットチャレンジャーのダラーツリーが、マーケットリーダーのダラージェネラルよりも上のランクにあることが面白い。最近のダラーツリーはファミリーダラーを買収して、マーケットリーダーに取って代わりつつあるのかもしれない。

そして四番手はホームセンターのホームデポ、ロウズ。
五番手がコンビニエンスストア。セブン-イレブン。
六番手が家電チェーンのベストバイ。22位にランクインして、意外な健闘だ。

そして七番手にスーパーマーケットのクローガーが入る。
100位までのランキングでは、スーパーマーケットのセーフウェイは71番目、パブリックスが72番目。

スーパーマーケットがここまでランクを下げているのはちょっと意外だ。

シアーズとJCペニーも45、46番手。日本ではGMSと呼ばれるが、かつての王者業態もこの体たらく。スーパーマーケットとGMS。もう古いコンベンショナル型は衰退業態であることは確かだが、ここまで低いとは実に意外だった。

日本で同じ調査をしたら、はたしてどこの店舗が1番か。もちろんトップはセブン-イレブンだが、第2位はどこか。それが大いに興味を引くところだ。

■Placed 100 –Popular Businesses Based on Visitors

検索キーワード　：　アメリカ　　店舗　　来店　　頻度　　ウォルマート　　マクドナルド