2月総合スーパー統計|売上高1.3%増/低温で衣・住不調/食は農産中心に好調

日本チェーンストア協会から「チェーンストア販売統計2月度速報」が発表された。この協会の加盟社には総合スーパー業態を一部でも運営する企業が17社と多い。そのため、商人舎ではこの統計を総合スーパーの大まかな動向を見る指標としている。

2月の加盟企業数56社、9991店舗。企業数は1月と変わらないが、店舗数は1カ月で37店舗増えている。また前年同月からは527店舗増加した。

2月の総販売額は9638億7974万円で、前年を1.3%上回った。

食料品はプラス2.2%。畜産品、農産品、水産品、惣菜、その他食品すべてが前年クリアで好調に推移した。とくに農産品は5.4%と伸び率も高かった。

衣料品は▲0.5%。婦人衣料と紳士衣料は前年を下回った。気温が低かったことで春物衣料の動きが鈍かった。一方で、その他部門の手袋・マフラーなどの冬物商材は、その寒さのためか売上げを伸ばした。

住関品は▲1.2%。医薬・化粧品と家具・インテリアはプラスとなった。しかし日用雑貨と家電製品はマイナスで、とくに家電は▲9.6%と大幅な減少となった。

2月の部門別の売上高(売上構成比)と、店舗調整後の前年同月比を記そう。

食料品 6646億5975万円(69.0%) +2.2%
・農産品   974億0237万円(10.1%)+5.4%
・畜産品 777億0459万円(8.1%) +2.6%
・水産品 587億6046万円(6.1%) +2.2%
・惣 菜 782億2626万円(8.1%) +1.2%
・その他食品 3525億6607万円(33.6%) +1.5%
衣料品 651億9857万円(6.8%) ▲0.5%
・紳士衣料 126億0534万円(1.3%) ▲0.6%
・婦人衣料 197億5307万円(2.0%) ▲1.2%
・その他の衣料・洋品 328億4016円(3.4%) +0.1%
住関品 1791億3596万円(18.6%) ▲1.2%
・日用雑貨品 722億4191万円(7.5%) ▲1.8%
・医薬・化粧品 276億3658万円(2.9%) +1.6%
・家具・インテリア 450億4180万円(4.7%) +0.5%
・家電製品 83億5788万円(0.9%) ▲9.6%
・その他商品 258億5779万円(2.7%) ▲2.4%
サービス 25億0721万円(0.3%) +16.2%
その他  523億7825万円(5.4%) +0.6%

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