3月百貨店統計|既存店0.9%増/春物商材・高額品・インバウンド好調

日本百貨店協会から3月の「百貨店売上高概況」が発表された。調査対象店舗80社222店で店舗数が前月から3店舗減少した。

3月は、気温上昇により春物商材に動きが見られた。また、高額商品とインバウンドが引き続き好調に推移したこともあり、既存店売上高は5202億3098万円、前年同月比0.9%増で、4カ月ぶりに前年を上回った。

顧客別に見ると、シェア5.6%の外国人売上高は48.1%増と大幅な伸びだ。売上額は約290億円で過去最高額を記録した。花見客需要の伸びと、リピーターの増加が好調要因だ。しかしシェア94.4%の国内市場は1.8%減で前年には届かなかった。

地区別に見ると、主要10都市は対前年同月比1.0%と8カ月連続でプラス。
前年クリアしたのは、大阪9.1%、福岡4.2%、横浜2.7%、札幌1.8%、京都1.7%、東京0.1%の6都市。富裕層消費とインバウンド効果が高い地域が好調だ。前年割れは4都市で神戸▲28.9%、名古屋▲2.1%、広島▲1.7%、仙台▲0.8%。

10都市以外の地域は▲1.9%で11カ月連続減少。
プラスとなったのは中国0.7%と関東0.3%。近畿▲11.1%、北海道▲9.8%、東北▲3.5%、四国▲3.2%、九州▲0.9%、中部▲0.7%と6地域はマイナスだった。

主要5品目では「雑貨」が7.0%増で16カ月プラスが続いている。とくに「化粧品」は15.8%と二桁増で36カ月連続プラスだ。「身のまわり品」は2.3%増で3カ月連続前年を上回っている。

一方で、「家庭用品」は▲8.4%と大幅な減少だ。家具が▲10.3%、家電が▲9.8%とともに苦戦。「食料品」は▲2.0%。生鮮食品は▲4.1%で48カ月マイナスが続いている。「衣料品」は、紳士、婦人がなんとかプラスとなり、全体では±0.0%の横ばいと回復傾向だ。

大手百貨店グループの3月の業績は下記の通り(%はすべて対前年同月比)。

(株)三越伊勢丹ホールディングスの国内百貨店事業は▲3.5%。
(株)J.フロント リテイリングの百貨店事業は+5.3%。
(株)髙島屋は+2.6%
(株)エイチ・ツー・オー リテイリングの百貨店は+5.1%。

3月の大手百貨店グループでは、J.フロント、エイチ・ツー・オー リテイリング、高島屋の3社は好調だったが、三越伊勢丹は前年を下回り、相変わらず厳しい。

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