クローガーnews|オンラインピックアップサービス「ClickList」1000店達成

全米スーパーマーケット第1位のクローガーは「クリック・リスト(ClickList)」サービス実施店舗が1000店を達成した。

「クリック・リスト」とは「パーソナライズド・オーダー・オンラインサービス」のことで、つまりオンライン注文商品の店舗ピックアップ・サービスである。

顧客はスマホやタブレット、パソコンで購買アイテムを注文する。もちろん注文時に精算を済ませる。そのデータを店舗が受けて、商品をピックアップして、準備する。

そして主にドライブスルー方式で商品を手渡す。もちろん来店して商品を受けとることもできる。

1000店目はオハイオ州ミルフォード店。

2014年11月にオハイオ州リバティー・タウンシップでクリック・リストが初めて導入されてから3年間で1000店に拡大した。クローガーは現在、35州とコロンビア特別区に2793店を展開しているが、そのうちの35.8%でこのサービスを展開していることになる。

2017年度第3四半期では、デジタルの売上高が、前年度比率109%増加しており、その急激な伸びはクリック・リストによるものだった。

現在、同社が進める「リストック・クローガー」計画では、オンラインとオフラインをシームレスに結びつけることによって、顧客の食品買物体験を再定義しようとしている。この時、傘下のデジタルマーケティングハウスの「84.51°」(旧ダンハンビーUSA)が分析する顧客インサイツが重要な要素となっている。

商品やレシピ、デジタル・クーポン、毎週のチラシ、ショッピング・リスト、それにクリック・リストが統合されたデジタル・プラットフォーム機能は、顧客にとって極めて大きな魅力となっている。それが3年間で1000店という急速拡大につながった。

アマゾン・フレッシュは生鮮を含む食料品の宅配である。しかし、宅配のコストを吸収することは難しい。アマゾン・フレッシュも一部地域からは撤退している。しかしクローガーのクリック・リストは増え続ける。それがドライブスルー方式である。

ドラッグストアでもドライブスルーは当たり前に浸透している。あの薬のドライブスルーを、仮に、宅配すると考えてみればよく分かる。採算が取れない。クリック・リストは顧客が受け取りに来るというルールでこの宅配という問題を乗り越えた。ただし、あくまでもオンライン受注は受けるし、インストアでのピックアップ・サービスはするのだ。

検索ワード:クローガー クリック・リスト アマゾン・フレッシュ 

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