コンビニnews|12月既存店ファミマ4.3%増・ローソン2%増・セブン0.8%増

コンビニ大手3社の12月の国内業績が出揃った。既存店売上高はセブン-イレブンが100.8%、ファミリーマートが104.3%、ローソンが102.0%だった。

セブン-イレブン既存店は客数が99.1%、客単価101.7%となり、売上高は100.8%と前年を0.8ポイント上回った。12月は、クリスマス等のイベントや、年末を中心とした人の動きに合わせた購買行動が回復した。全店売上高は101.5%。12月末の店舗数は2万1120店。

おにぎりが復調傾向にあるとともに、素材や製法にこだわった「こだわりおむすび」の販売が堅調だった。また、自宅でイベントを楽しみたいニーズに合わせ、定番から有名店監修まで幅広く取り揃えたクリスマスケーキやおせちなどの予約商品の販売が好調だった。12月24日の平均日販は 89万5千円となり、2000年度以降の同日比較において最高額となった。

ファミリーマート既存店は客数が101.9%、客単価が102.4%で、売上高104.3%。全1万5676店舗の売上高は105.8%。

チキン不足の中、海外からの空輸などで繁忙期に合わせた早い対応で「ファミチキ」などのクリスマス関連商品の売上げが前年を超過したことや、年末年始のイベント需要に備えた商品展開や各種施策が奏功した。

ローソンの国内既存店は客数が99.6%、客単価が102.4%となり売上高は102.0%。「ローソン」「ナチュラルローソン」全店では107.5%。12月末日のローソングループ国内総店舗数1万4711店で、そのうちナチュラルローソンは136店、ローソンストア100は669店。

品揃え強化をしている5つのカテゴリーのうち、冷凍食品・日配食品・常温和洋菓子・酒類は、日常使いの需要取り込みにより、引き続き売上げが伸長した。店内調理サービス「まちかど厨房」は新商品の「牛すき焼き丼」、「これが弁当」は新商品「中華シリーズ」、「洋食シリーズ」などが好調だった。調理パンは、新シリーズ「喫茶店風サンドイッチ」やリニューアルした定番商品が堅調に推移した。なお、たばこは既存店売上高前年比を1.5%程度押し上げる要因となっている。

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