コンビニnews|5月は7ー11が2.6%増、ファミマ4.4%増、ローソン3.0%増

5 月度は、行動規制の緩和をうけ、ゴールデンウィーク期間をはじめ、月間を通して人出が増加したことで、国内の既存店売上高はセブン-イレブンが102.6%、ファミリーマートが104.4%、ローソンが103.0%と、3社ともに好調に推移した。

(株)セブン-イレブン・ジャパンの既存店は客数が101.3%、客単価が101.3%となり、売上高が102.6%とすべて前年を上回った。全店売上高は103.1%。

人の移動に伴いニーズが高まる商品の販売が回復しておにぎりやソフトドリンクの販売が伸長した。またフェア対象商品やキャンペーンの好調を背景に、客数は、2022年 1 月ぶりの前年越えとなった。米飯(おにぎり・こだわりおむすび)は人出の増加を受けて販売が好調に推移。とくにゴールデンウィーク期間中には定番商品 5 アイテムの具材を増量した「期間限定 ご愛顧おにぎり」の販売が大きく伸長した。気温上昇に伴いニーズの高まる冷たい麺類の販売も伸長。また「イタリアンフェア」対象商品の「アルポルト監修 カルボナーラ」や「アルポルト監修 トマトと生ハムの冷製パスタ」といった、スパゲッティ各種が麺類全体の販売を押し上げた。


(株)ファミリーマートの既存店は客単価99.4%をカバーして客数が105.1%と伸び、売上高は104.4%となり、コロナ前の2019年度並みの実績まで回復した。、全店でも103.8%と前年を上回った。エリアフランチャイジーを含む国内店舗数は1万6564店。

人流の回復への迅速な対応と、日々の寒暖差に対応した売場・品揃えの強化が功を奏した。また初めて実施した「ファミペイ」を提示して各種公共料金を支払うと「FamiPayボーナス」が当たる大型キャンペーンも、売上げ・客数の押し上げに貢献した。中食も引き続き好調で、気温上昇に合わせて商品リニューアルを行った冷し麺のほか、おむすび、パン、スイーツなども引き続き好調に推移し、中食売上げは14カ月連続で前年を上回る実績となった。


(株)ローソンの国内ローソン事業(ローソンおよびナチュラルローソン)は、既存店売上高(チケット・ギフトカード等除く)が103.0%、客数101.8%、客単価が101.2%。全店売上高は104.5% 。ローソングループ国内総店舗数1万4660店。そのうち、ナチュラルローソンは134店、ローソンストア100は668店。

米飯は、おにぎりの販売が好調。品揃え強化に加え、アプリクーポンやお試し引換券等の施策が奏功した。店内調理サービス「まちかど厨房」は、引き続き販売は好調で、5月にリニューアルを実施した「海鮮かきあげ丼」が売上げを牽引した。調理パンは、TV番組で紹介された「肉肉!こだわり2種のポテトサラダ」などのサンドイッチや、肉の日(毎月29日)で訴求した高単価バーガーなどが好調に推移した。調理麺は、「ちょい麺」シリーズや、冷しそばといった冷し麺カテゴリーの販売が好調だった。カウンターファストフードは、1個増量セールやお試し引換券の施策により「からあげクン」が売上げを牽引した。たばこは既存店売上高前年比を1.5%程度押し上げる要因となている。

関連カテゴリー

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧