イオンnews|11月既存店イオンリテール101.1%/ブラックフライデーが効果

イオン(株) (千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は主要企業の11月業績を発表した。11月の曜日回りは土曜日、日曜日の数は前年と同じで営業条件は前年と同様。

取り組みでは年末年始の外出・旅行準備に対応したトラベル用品やインバウンド需要を取り込むための化粧品や医薬品等の売場展開を強化。

また、本格的な冬の消費拡大に向け、「ブラックフライデー」年間最大規模で展開した。節約意識にも対応したお買い得感のある畜産品や水産品をはじめ、省エネ家電やあったか寝具・衣料品などを最大半額で販売した。

また、店舗では取り扱いのない限定商品の予約販売会を店舗、ネットの両面で展開した。

主要企業ではイオンリテール(株)は既存店売上高は前年同月比101.1%と5カ月連続で既存店売上高が前年実績を上回った。全店売上高は102.4%。部門別では黒毛和牛や鍋物等、ごちそうメニューやトップバリュの展開強化で食品売上高が既存店の前年実績を3カ月連続で上回った。

また、化粧品、ビューティ用品、調剤、ペット用品が引き続き好調に推移、ヘルス&ビューティケアの既存店売上高は9カ月連続で前年を上回った。

ブラックフライデーでは、「イオンスタイル オンライン」は事前予約販売会での売上高が前期比2倍を超えたほか、ご当地食材のネット限定販売企画を実施したネットスーパーの売上高も前期比で約2割増と大きく伸長。また、「イオンショップ」でも、ブラックフライデー企画商品の売上高が前期比3倍と、大きく伸びた。

その他の総合スーパー事業ではイオン北海道(株)の既存店売上高が104.4%、全店売上高は103.4%。イオン九州(株)は105.4%、105.7%となった。

スーパーマーケット事業の主要企業10社計では、曜日市の価格訴求、価格を据え置くトップバリュの拡販などの取り組みを強化した結果、客数が前年を超えるまで回復し、既存店売上高は、2カ月連続で前年を上回った。

マックスバリュ東海(株)は、ブラックフライデーでのアプリクーポン配信やボーナスポイントの販促企画、じもの商品の開発と販売強化にも取り組み、既存店売上高は103.0%と2カ月連続で伸びた。全店売上高は104.3%となった。マックスバリュ西日本(株)は既存店売上高101.7%、全店売上高102.4%。(株)フジ・リテイリングは既存店売上高101.1%と9カ月連続で伸びた。全店売上高は102.5%。

ヘルス&ウエルネス事業のウエルシアホールディングス(株)では、既存店売上高は104.2%と9カ月連続で伸びた。全店売上高は115.7%。

専門店事業を既存店売上高、全店売上高の順で見ると、(株)コックスは91.9%、85.5%、ジーフット(株)は100.5%、96.5%、(株)キャンドゥは102.2%、102.8%となった。

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