ホームセンターnews|4月既存店売上高、主要8社のうち4社が前年クリア
主要ホームセンター8社が4月月次概況を発表している。
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長兼COO)の既存店売上高は1.0%減、客数3.6%減、客単価2.6%増だった。全店ベースでは売上高23.4%増と大幅に伸長している。
コーナン商事(株)(大阪市淀川区、疋田直太郎社長)の既存店売上高は1.4%増、客数1.3%減、客単価2.8%増。子会社「HIひろせ」を含めた全店では10.5%増だった。4月中は3店舗を出店した。
4月度は「600店舗達成記念セール」の影響で、日用消耗品や園芸用品などが売上げを牽引した。また気温が平年より高かったことから、冷感ウェアや冷房器具などの季節用品、防虫剤や殺虫剤、除草剤などが好調だった。一方で花苗や野菜苗などの園芸植物、散水用品などが前年に比べて不調だった。
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)の既存店売上高は1.7%増、客数1.5%減、客単価3.3%増。全店売上高は2.9%増。4月は1店舗開店し、店舗数は1221店となった。
4月は大袋肥料・農薬・刈払機等の農業者向けの商品や野菜苗・種など家庭菜園商品の販売が堅調に推移した。またPB商品の展開を強化しているカー用品・レジャー用品の販売が好調だった。プロ向けの消耗品であるセメントや波板、塗料等の販売も堅調に推移した。
アークランズ(株)(新潟県三条市、坂本晴彦社長)の小売事業の既存店売上高は1.7%減、客数4.8%減、客単価3.2%増。全店売上高は1.2%減だった。
小売事業は、ホームセンタームサシ、スーパービバホーム・ビバホーム、アークオアシス、NICO PET、ムサシプロ、住DEPOT、ビバホームプロ、ムサシ食品館、キャンプギア、ドトールを対象としている。
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)の既存店売上高は10.0%減、客数9.7%減、客単価0.3%減。全店ベースでも売上高9.3%減と振るわず。
4月度は全国的に気温も高かったことから、夏物の衣料や寝具、エアコン関連商品、殺虫剤が好調だった。耕運機や刈払機などの農作業機械の販売も堅調。一方で、草花・野菜苗、自転車が低調だった。
アレンザホールディングス(株)(福島県福島市、浅倉俊一社長)の既存店売上高は0.3%減、客数2.0%減、客単価1.7%増。一方全店ベースでは売上高2.1%増、客数0.5%増、客単価1.7%増で前年プラスだった。
売上高は商品売上高のみを集計している。傘下のダイユーエイト、タイム、ホームセンターバロー、アミーゴの売上高を単純合算したものだ。
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)の4月度(3月21日~4月20日)の既存店売上高は3.0%増、客数2.8%減、客単価5.9%増。全店売上高は7.5%増だった。
4月度は前年に比べて、リフォーム、資材・プロ用品、デイリー・日用品の売上げが堅調の一方で、ガーデン・ファームは低調だった。
(株)ジュンテンドー(島根県益田市、飯塚正社長)のホームセンター事業の既存店売上高は1.3%増、客数2.0%減、客単価3.4%増。全店ベースでは売上高0.8%増。
なお、ブックセンターを含む全店舗の売上高は0.4%増だった。