イオンnews|イオンリテール既存店99.7%、イオン北海道・九州も好成績
イオン(株)(千葉県千葉市、吉田昭夫社長)が5月の連結各社の業績を発表した。
5月は、全国的に気温が高く、行楽日和が続き、増加する旅行や外出機会に合わせて、幅広い年齢層が楽しめるイベントや、家族向けのごちそうメニューの品揃えを強化した。またウエルシアホールディングスは、5月1日からWAON POINTをメインとした新ポイントサービスを開始した。さらに、期間限定で10万ポイントが当たるキャンペーンや、毎月10日にウエルシアカードでクレジット決済すると購入金額の10%分のWAON POINTを還元するサービスを、新たに拡充している。
各社の状況は以下の通り。
GMS(総合スーパー)事業では、イオンリテール(株)の既存店売上高は前年比99.5%。全店では99.7%。
イオンリテールではゴールデンウィーク期間中、バーベキューや焼肉、手巻き寿司などのメニューを展開、月後半には「生活応援特価」のお値打ち商品やトップバリュを充実させ販促を仕掛けた。農産、水産、畜産、グロサリー、デリカ部門の売上げは順調に推移し、食品売上高は21カ月連続で前年実績を上回った。とくに、テレビ番組で紹介されたトップバリュは、取り上げられた10品目が週間で高い販売実績を記録した。トップバリュ全体の売上げも伸長した。また、訪日客や外出需要に対応した化粧品や調剤も好調で、ヘルス&ビューティケアの売上高は27カ月連続で前年を上回っている。
イオン北海道(株)の既存店売上高は101.2%、全店では102.6%。
イオン九州(株)の既存店売上高は101.1%、全店でも101.4%。
イオン北海道、イオン九州ともに、5月は好成績を残した。
スーパーマーケット事業の主要企業10社の既存店は客数が2カ月連続、売上高は15カ月連続で前年実績を上回った。ゴールデンウィークには地域商品を使用したごちそうメニューを強化し、トップバリュや冷凍惣菜も拡充した。フジは移動スーパーを新たなエリアへ展開し、マックスバリュ東海は2店舗をリニューアルして店内加工のでき立て商品やレトルト商品、冷凍食品や地域商品を拡充した。
マックスバリュ東海(株)は既存店売上高が100.4%、全店では101.5%。
(株)フジは既存店売上高が99.8%、全店でも99.1%だった。
(株)いなげやは既存店が100.4%、全店では99.8%。
ミニストップ(株)は既存店売上高が100.7%、全店では101.0%。「でか増しフェア」が好評で、既存店の売上げ、客数ともに前年実績を上回った。5月20日にファストフードと食品スーパー型品揃えを実現したNewコンボストア第2フェーズのフラッグシップ店舗を開店している。
専門店事業の(株)コックスの既存店売上高は88.3%、全店では91.8%。そして(株)ジーフットは既存店売上高99.5%、全店では90.5%。専門店事業はコロナ明けの昨年5月の好業績の反動が出た。
(株)キャンドゥの既存店売上高は104.4%、全店は105.8%と好調を維持している。