PPIHnews|9月既存店4.0%増、ディスカウント3.8%増・UNY4.4%増
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2025年9月度の売上高を発表した。国内リテール事業は、(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成される。大きくディスカウント事業とユニー事業に分かれる。
国内リテールは既存店売上高104.0%、客数99.7%、客単価104.2%。ディスカウント、UNY事業ともに売上高と客単価が前年を上回った。
各事業の既存店売上高、客数、客単価、店舗数は、ディスカウント事業が103.8%、98.9%、104.9%、495店舗。UNY事業が104.4%、101.9%、102.5%、127店舗。
9月は国内リテールでは、両事業ともに売上高が前年を上回った。前月は前年の南海トラフ地震臨時情報により、食品や家電製品を中心に防災関連用品の反動減があったが、今月は多くのカテゴリーで改善している。前年同月と比較して休日(日曜)が1日少なく、1.6%の押し下げ影響となった。
ディスカウント事業は、キャラクター商品が引き続き伸長し、SNSで人気のキャラ文具などが売上に貢献した。また、プロテインやサプリメントといったボディメイク関連商品が伸長している。休日1日減の押し下げ影響は1.5%だった。
UNY事業は、創業55周年のアニバーサリー企画が奏功し、惣菜や加工食品に加え、洗剤・ヘアケア用品といった商品が売上に貢献した。また、米類や酒類が月を通じて好調に推移したほか、品揃えを強化している調理家電、季節家電、調理用品、玩具などの商品が伸長した。休日1日減の押し下げ影響は1.6%。