PPIHnews|10月既存店6.4%増、ディスカウント6.8%増・UNY5.2%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)が2025年10月度の売上高を発表した。国内リテール事業は、(株)ドン・キホーテ、(株)長崎屋、UDリテール(株)、(株)橘百貨店、ユニー(株)5社で構成される。大きくディスカウント事業とユニー事業に分かれる。

国内リテールは既存店売上高106.4%、客数101.2%、客単価105.1%。ディスカウント、UNY事業ともに売上高、客数、客単価の3指標が前年を上回った。全店売上高は107.9%。店舗数は659店舗。

各事業の既存店売上高、客数、客単価、店舗数は、ディスカウント事業が106.8%、100.8%、105.9%、499店舗。UNY事業が105.2%、102.4%、102.7%、127店舗。

10月は国内リテールでは、両事業ともに売上高が前年を上回った。また、全ての商品カテゴリーで前年を上回った。10月は、季節品に対する需要増を的確に捉えたことで、下旬にかけて季節家電や冬物衣料品などのカテゴリーが売上げに貢献した。さらに、食品・生鮮食品や日用消耗品が月間を通じて伸長した。

ディスカウント事業は、セラミックヒーターや加湿器などの季節家電や、手袋・マフラーなどといった防寒対策用グッズが伸長している。また、乾燥による保湿ケアの需要からシートマスクや美容液などを中心に、スキンケアの売上げが伸長している。

戦略的に強化をしているキャラクターグッズは、引き続きSNSで人気の文具やファンシー雑貨に加え、コレクター需要を捉えたブラインドボックスなどが売上げに貢献している。

UNY事業は、防寒や快適な睡眠を求めるニーズから、羽毛布団、敷パット、衣料品は冬物インナーが売上げに貢献している。また、品揃えを強化しているキャリーケースやネイル、ヘアケアが伸長した。さらに、販促強化対象の精肉や米類、日配品が売上げに寄与している。

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