ファミマnews|コンビニ初、ふた一体型「完全紙カップ」の実証実験を開始
(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は、2月7日(火)から1か月間、FAMIMA CAFÉ「ブレンドS」において、カップ・ふた一体型の「完全紙カップ」(the good cup)導入に向けた実証実験を開始する。ファミリーマート本社ビルの社員専用店舗で行い、同社社員を対象に実施する。カップ・ふた一体型の完全紙カップ導入の取り組みは、コンビニエンスストア初となる。
同社は、ファミリーマート全店で「ブレンドS」をカップ・ふた一体型の「完全紙カップ」に変更した場合、プラスチック削減効果は2021年度比で年間約250トンを見込んでいる。
社内での実証実験に先駆け、2023年1月31日(火)にファミリーマート公式SNSで「the good cup紹介動画」を公開し、今回の取り組みについて、意見を募集した。
「グッドカップを使ってみたい」、「環境への配慮はありがたい」、「分別が楽で使いやすそう」という賛同意見の一方で、「紙の味がコーヒーに影響が出ないか心配」、「通常のカップも選択できるようにしてほしい」、「ふたがなくても飲めると嬉しい」などの意見も集まった。
これらの意見をもとにファミリーマート社員専用の店舗で実証実験を実施し、未来にむけたプラスチック削減の検証を行う。
FAMIMA CAFÉのコーヒーを共同開発している世界的バリスタ・粕谷哲氏は
「コーヒーは世界中で愛され多くの方が習慣的に飲まれているからこそ持続可能性を重視しなくてはならないと考えます。だからこそファミリーマートのような大量にコーヒーを販売するコンビニがSDGsに貢献する完全紙カップに取り組むことを嬉しく思います」とコメントしている。