イケアnews|LGBT+インクルージョンの推進に向けた取り組みの継続を表明
イケア・ジャパン(株)(千葉県船橋市、ペトラ・ファーレ社長兼Chief Sustainability Officer)は、5月17日(金)の「IDAHOBIT:アイダホビット(国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日)」に寄せて、家庭、職場、社会などのあらゆるコミュニティにおいて誰もが自分らしく平等に暮らせるよう、多様性を受け容れるインクルーシブな環境づくりに継続して取り組む決意を表明する。
イケアは、LGBT+コミュニティをサポートするため、日本国内でもさまざまな取り組みを推進している。イケア・ジャパンの主な取り組みは以下の通り。
•各地レインボープライドへの参加・出展
イケアは、性的指向やジェンダーアイデンティティに関係なく、誰もが公平な扱いを受け、平等な機会を得る権利があると考える。その信念を示すために、日本各地のプライドに参加・出展している。2023年10月には「レインボーフェスタ!2023」に、2023年11月には「九州レインボープライド 2023」に、2024年4月には「東京レインボープライド 2024」に参加した。
<「東京レインボープライド 2024」>
•認定NPO法人「ReBit(りびっと)」の活動支援
イケアは、LGBTQもありのままで学び・働き・暮らせる社会を目指す認定NPO法人「ReBit」の活動をさまざまな視点から応援している。
2023年8月と2024年1月の2回に分けて、多様性を表すレインボーカラーで彩られた「STORSTOMMA/ストールストッマ バッグ」の2022~2023年度の売上げから、計500万円を寄付した。2024年4月25日~5月26日の期間、全国のイケア店舗のレジにおいて、「ReBit」の活動を応援することを目的とした募金を受け付けた。LGBTQにフレンドリーな就労移行支援事業所「ダイバーシティキャリアセンター」の空間をデザインし、家具を寄贈する予定だ。東京センターは2024年7月、大阪センターは2025年事業年度を予定している。
• プログレス・プライド・フラッグを全国のイケア店舗で掲揚
プログレス・プライド・フラッグは、LGBT+コミュニティ内のさまざまなアイデンティティを受け入れる必要性を象徴しており、イケアはその支持表明として 5月17日(金)~5月31日(金)の期間、全国のイケア店舗で掲揚する。
プログレス・プライド・フラッグは、2018年にアーティストのダニエル・クエーサー氏がデザインした。インクルージョンについて、よりわかりやすくするために、この旗ではあらゆる人種のLGBT+コミュニティをブラックとブラウンのストライプで、またトランスジェンダーのプライドをピンク、ライトブルー、ホワイトで表現している。
•多様性を反映したルームセットを展開
イケア店舗には、家での暮らしを体感できるルームセットがあるが、そのすべてに、年齢・ジェンダー・家族構成・居住地・職業・年収・暮らしのスタイル・趣味などペルソナを設定している。イケアは、より多くの人々に、より快適な暮らしを提案するため、ペルソナの多様化に取り組んでいる。
<「IKEA新三郷」ドラァグクイーンの部屋>
•オールジェンダーを対象にした顧客用トイレやベビーケアルーム、従業員ロッカールームを設置
一部店舗においてオールジェンダーを対象にした顧客用トイレやベビーケアルーム、従業員ロッカールームなどを導入しており、今後国内のすべてのイケアストアに拡大する予定だ。
<IKEA新三郷(左)、IKEA港北(右)>
<IKEA Tokyo-Bay>
•コワーカー向けの学習とトレーニング
ED&I(平等性、多様性、多様性の受入れ)、LGBT+インクルージョンに関する eラーニング研修などを実施している。
•イケア・ジャパンのパートナーの定義、休暇制度
イケア・ジャパンでは、配偶者、もしくは、配偶者ではないが12カ月以上にわたって同じ住所に住民登録している者を「パートナー」と定義している。法律婚、事実婚、同性婚に関わらず、パートナーとして同等の福利厚生を受けることができる。パートナーが出産したときの特別有給休暇、また育児休業の対象とならない子の後見人となった場合も、育児のための特別休暇(無給:復帰時手当あり)を取得することができる。
イケアは、LGBT+コミュニティの人々の自宅を訪問し、暮らしの中での悩みやそれぞれの愛のカタチなどについてインタビューを行った動画を、公式ウェブサイトで公開している。