ファミマnews|「ファミマecoビジョン2050」経過報告を公開

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(株)ファミリーマート(東京都港区、細見研介社長)は 6月25日(火)、環境に関する中長期目標「ファミマecoビジョン2050」の2023年度実績が、店舗運営に伴うCO2削減、プラスチック対策、食品ロスの削減の3テーマすべてで計画を上回る結果となったと発表した。2030年と2050年の中長期目標の達成に向けて、取り組みをさらに推進していく。

「ファミマecoビジョン2050」は、ファミリーマートが2020年 2月に制定した環境に関する中長期目標。「店舗運営に伴うCO2削減」「プラスチック対策」「食品ロスの削減」の3つのテーマに基づき取り組みを推進している。持続可能な社会の実現に貢献するため、それぞれのテーマで2030年と2050年に向けての中長期目標を定めている。

「ファミマecoビジョン2050」に基づく主な取り組みは以下の通り。
⑴店舗におけるCO2削減
•LED照明の導入
店内及び店頭の蛍光灯を原則全店でLEDに変更済み(2022年8月末完了)。ウォークインの蛍光灯も2022年度から順次LEDに切り替えており、合計で約1万3400店に導入している(2024年2月末現在)。

•ノンフロン什器の導入
節電効果のある、CO2冷媒を使用したノンフロン冷凍・冷蔵什器の導入を推進している。直近で約1600店に導入(2024年2月末現在)。

•太陽光パネルの導入
約3000店に設置(2024年2月末現在)。一部店舗では発電した電力を再生可能エネルギーとして店舗で活用している。

•電気使用量の制御システムの導入
店舗の電気使用量を最適な状態に保つ「エネルギーマネジメントシステム(EMS)」や、過剰な換気を抑制しエネルギー効率を高める「CO2換気制御システム」の導入を順次進めている。

⑵プラスチック対策
•おむすびの取り組み
手巻きおむすびの包材フィルムをバイオマスプラスチック配合素材に変更(2023年5月から全アイテムに拡大)。プラスチック使用量(石油由来)は年間約6t削減。

•パスタの取り組み
パスタ容器を軽量化しバイオマスプラスチック配合素材に変更。あわせて容器の着色剤も削減(2023年11月から)。プラスチック使用量(石油由来)は年間約93t削減。

•チルド弁当の取り組み
チルド弁当の容器の仕様を変更しプラスチック使用量を削減。あわせて容器の着色剤も削減 (2024年1月から)。プラスチック使用量(石油由来)は年間約418t削減。

•スイーツの取り組み
スフレプリンの容器をバイオマスプラスチック配合素材に変更したほか、シュークリーム2品の包装でフィルムの厚みを薄くし、バイオマスプラスチック配合素材への変更を実施(スフレプリンは2024年3月から、シュークリームは2024年4月以降順次)。プラスチック使用量(石油由来)は年間約26t削減見込み。

•サンドイッチの取り組み
サンドイッチの包装でフィルムの厚みを薄くし、バイオマスプラスチック配合素材への変更を実施(2024年5月から)。プラスチック使用量(石油由来)は年間約30t削減見込み。

⑶食品ロス削減
•店舗値下システム「ファミマのエコ割」
2021年7月から、消費期限の迫ったおむすびや弁当などの中食商品に、バーコード付きの値下げシールを貼って値下げ販売する取り組みを実施している。レジでバーコードを読み込むと自動的に値下げされる。値下げのタイミングや価格は、各店舗の判断で実施される。現在、全国の9割以上の店舗で活用されている。

•「てまえどり」を全国の店舗で通年展開
消費者庁及び農林水産省、環境省の3省庁と連携し、全国の店舗で「てまえどり」を推奨する掲示物を通年で掲示している。「てまえどり」は、陳列棚の手前にある販売期限が短い商品から、買ってもらう購買行動のこと。

•特殊な包装技術を活用した消費期限の延長の取り組み(ロングライフ化)
惣菜やサラダなどの一部商品に、特殊な包装技術であるガス置換方式を採用し、おいしさをそのまま保ちながら消費期限を1日~3日延ばす取り組みを行っている。ガス置換方式とは、容器内の空気を商品に適したガスに置き換える技術。ガスを密封するために、容器のふた部分をトップシール化することで、プラスチック使用量の削減にもつながる。

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