イオン九州news|福岡県富津市&九州大学水産実験所と共同開発「蓄養サザエ」

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イオン九州(株)は、福岡県福津市と同市にある九州大学大学院生物資源環境科学付属水産実験所(九州大学水産実験所)と共同開発した「蓄養サザエ」の試食会を7月10日(水)、試験販売会を7月13日(土)に開催する。

海洋環境の急激な変化による水産物の漁獲量減少は、漁業にとって深刻な問題となっている。持続可能な漁業の実現のために、福津市・九州大学水産実験所・イオン九州の3者は地域発の新たなブランド水産物の開発を目指し、2023年12月から「サザエの蓄養技術の研究」を進めてきた。

この研究ではイオン九州は、イオン福津店(福岡県福津市)とマックスバリュ福間駅前(福岡県福津市)から出る「キャベツの外葉」をサザエの餌として提供し、蓄養サザエの呈味成分分析の協力を行った。キャベツの外葉や福津市内の学校給食などで生じた廃棄昆布をサザエに給餌し、アミノ酸分析を実施した結果、蓄養サザエは身の味が濃く、甘くなっていることがわかった。

呈味成分とは、食品がもつ独特の風味を生み出す化学物質のことを指す。食品の質を左右する大切な要素で、味覚を構成する甘味や塩味、酸味、苦味、旨味などの基本的な味のみならず、それらの組み合わせによる複雑な風味を生み出しているとされる。

試食会では、国立大学法人九州大学大学院農学研究院の栗田喜久准教授や福津市の原崎智仁市長が出席し、 研究の概要説明や質疑応答も行われる。

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