アマゾンnews｜2件の再生可能エネルギープロジェクトに投資

アマゾンジャパン合同会社(東京都目黒区、ジャスパー・チャン社長)は7月11日(木)、大規模陸上風力発電所(所在地：青森県六ヶ所村、発電設備容量：33MW)、大規模太陽光発電所(所在地：山口県下松市、発電設備容量：9.5MW)の2件の再生可能エネルギープロジェクトに投資すると発表した。

陸上風力発電所と、単体の大規模太陽光発電所への投資は、アマゾンとして日本で初めての取り組みとなる。現在、アマゾンは世界中で500を超える太陽光発電と風力発電プロジェクトに数十億ドルを投資している。

またアマゾンは、データセンター、フルフィルメントセンター(物流拠点)、食料品店やオフィスなど、グローバルで消費される総電力量と同等の電力を再生可能エネルギーで確保するという目標を達成したことを発表した。当初の目標である2030年よりも７年早く、2023年にこの目標を達成した。

日本において、アマゾンの再生可能エネルギープロジェクトは、太陽光発電19件、風力発電1件の計20件となる。すべてのプロジェクトが稼働すると、年間20万メガワット時(MWh)を超える再生可能エネルギーが生成される見込みだ。これは、日本の約4万8000世帯の年間消費電力量に相当する。

2021年に日本初となるコーポレートPPA(Power Purchase Agreement)を活用したオフサイト型の太陽光発電プロジェクト(分散型)を立ち上げて以来、アマゾンは国内で急速に再生可能エネルギーの調達を進めてきた。大規模な再生可能エネルギープロジェクトに適した土地が限られた日本において、Amazonは集約型で分散型の大規模太陽光発電所、陸上風力発電所、そして14件の屋根設置太陽光発電プロジェクトを進めるなど、さまざまな革新的な方法で再生可能エネルギーの調達を進めている。

アマゾンは引き続き日本社会の再生可能エネルギーへの移行を支援するため、さまざまな企業と連携し、変革を進めていく。バーチャルPPAなどの仕組みを通して、企業による再生可能エネルギー調達の選択肢を広げるため、数年にわたって政策関係者や日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)をはじめとした業界団体と協力してきた。これらの取り組みは、新たな再生可能エネルギープロジェクトを電力網に追加し、他の企業が再生可能エネルギーへの移行目標を達成するための新たな機会を創出することにも貢献する。