カインズnews|桑名市と包括連携協定/最大規模店舗とセンターを活用
(株)カインズ(埼玉県本庄市、高家正行社長CEO)は8月19日(月)に桑名市と「包括連携協定」を締結した。
多様化・複雑化する地域課題に対して、桑名市とカインズが連携して取り組むことを目的としている。桑名市とカインズの両者が持つ資源を有効に活用し、相互連携と共創活動を推進することで、地域の課題やニーズに迅速かつ的確に対応し、市民サービスの向上や地域社会の発展を目指す。
カインズは、2021年10月に策定した地域共生を志向する「くみまち構想」の実現に向けて、日本の地域やくらしが抱えるさまざまな課題やニーズに対する取り組みを進めている。
桑名市内には西日本地域のカインズで最大の売場面積(約5400坪)でアイテム数約10万点の「カインズ桑名店」(桑名市大仲新田)と、2024年3月から本格稼働した敷地面積(約1万9000坪)・延床面積(約2万9000坪)ともにカインズ最大の物流拠点「カインズ 桑名流通センター」(桑名市多度町)があり、この2拠点で約400名の雇用を生み出し、地域経済に貢献している。
今回の協定に基づいて、この2拠点を活用して桑名市との連携をさらに強化し、地域の活性化と発展に寄与する。具体的な活動として、「予防救急の啓発活動」「防災・災害対応」「職場体験」の取り組みを計画している。
予防救急の啓発活動では、救急車を呼ばなくてはならない病気やケガを未然に防ぐために、予防救急で日頃から気を付けるポイントと意識、行動を啓発する。今回の協定締結に際しては、救急搬送に至らぬように安全な日常生活環境を整える支援として、啓発リーフレット「予防救急のススメ」を桑名市と共同で作成し、桑名市役所や各地区市民センター等で配布するほか、予防救急に必要な商品紹介を行う啓発イベントを開催する。
防災・災害対応では、カインズは217の自治体や団体等と協定を締結(2024年7月時点)していて、2012年6月には桑名市とも物資供給協定を締結している。災害時には市の要請に応じて、速やかに物資を供給する。今回の協定より、カインズ桑名流通センターを災害時の物資配送拠点として活用するなどの協議を進める。
職場体験ではカインズ桑名店ではこれまでも、毎年合計8~10人程度(中学校2校・高校1校)の職場体験を桑名市内の学校から受け入れている。青少年育成部門における連携をさらに強化すべく、今年は10月22日から24日に、カインズ桑名物流センターで中学生を対象とした職場体験を行う。施設内の見学や作業体験、従業員とのコミュニケーションを通して、働くことの意義や社会の仕組みなどを学んでもらう。