イトーヨーカ堂news|店頭回収した冷凍食品包装のリサイクル実証実験を開始

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(株)イトーヨーカ堂(東京都品川区、山本哲也社長)は冷凍食品包装(フィルム)の店頭回収を行い、回収したプラスチックをクリップなどの樹脂加工品にリサイクルするための実証実験を10月29日(火)からイトーヨーカドー大森店(東京都大田区)で開始する。

アミタ(株)、TOPPANホールディングス傘下のTOPPAN(株)、(株)ニチレイフーズとの4社での実験だ。

本実証実験では、消費者が家庭内で事前に洗浄 ・乾燥を行った冷凍食品包装 (フィルム )を イトーヨーカ堂の店舗で回収。使用済みの冷凍食品包装(フィルム )のリサイクル化に向けた 技術検証を行うと同時に、消費者との最適なコミュニケーション手法や効率的な回収スキームを検証する。

背景にあるのは日本政府が提唱するプラスチック資源循環戦略だ。プラスチック資源は2025 年までにリユース・リサイクルが可能な材質構成に置き換えること、また2030 年までに容器包装の6割をリユース・リサイクルすること、プラスチック資源の再生利用を倍増することなどのマイルストーンが策定されている。そこで2025年を重要な起点として、関連する企業は2030年に向けて、リユース・リサイクルの取り組みを拡大させいく必要がある。

4社は共同実証をもとに、消費者、行政、企業の連携による冷凍食品包装(フィルム)の分別回収・リサイクルの仕組み構築を目指し、中長期的には業界全体を巻き込みながら実証範囲を拡大していくことで、冷凍食品包装(フィルム)の資源循環モデルを構築し、社会実装を目指す。

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