ユニクロnews|インドで職業訓練センターのプロジェクトを始動

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(株)ユニクロ(山口県山口市、塚越大介社長兼COO)は、プラン・インターナショナルと共同で、同社としてはインド初となる、職業訓練センターのプロジェクトを立ち上げる。これは今後ユニクロがインドで継続的に行っていく社会貢献活動の第一歩となる予定だ。職業訓練センターでは、就業機会に恵まれない若者たちに実践的なトレーニングやビジネスのスキルを学ぶ機会を提供する。

「プラン・インターナショナル」は、草の根の社会活動を通じて、性別に対する固定観念を変える、ジェンダー・トランスフォーマティブな地域開発により、恵まれない若者やその家族、地域社会への持続的な貢献を目指す団体。

インドの人材に投資し、現地の経済発展に貢献する、ユニクロの取り組みの重要な一歩となるこのプロジェクトの期間は3年。急速に進化する今日の雇用市場での若者たちの活躍を可能にする、必要不可欠なスキルの取得が活動の主旨になっている。3年間のプロジェクトの原資は、ユニクロを展開する(株)ファーストリテイリングからの1億2000万円の寄付金だ。

対象の研修生は、デリーでも比較的貧しい地域に住む求職中の18〜29歳の若者。学校を中途退学となったり、出稼ぎ労働者の両親あるいは家族をもつなど、貧困状態にあるため就職が難しく、職業訓練を受ける機会も限られている若者を優先的に受け入れる。

このプロジェクトを支えるのは、2022年に発足したユニクロのPEACE FOR ALLプロジェクトによる寄付だ。PEACE FOR ALLチャリティTシャツの販売による全利益は、国際的な援助団体への寄付金となり、世界各地での課題解決を目指すプロジェクトに使われている。

このプロジェクトは、2027年12月まで実施される。技術的なスキルに加え、職場での専門性が複雑化するなか、若者がキャリアを舵取りしていくために必要なスキルを2700人に修得してもらう予定だ。ユニクロは、実際の職場を体験してもらうため、プログラムの参加者にインドのユニクロ店舗やその他の施設でインターンとして働いてもらうことも検討している。

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