ファストリnews|難民の支援活動を拡充/「難民映画基金」への支援を開始

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(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正社長)は、6月20日「世界難民の日」に先立ち、6月16日(月)に難民支援活動メディア説明会とユニクロ「PEACE FOR ALL」3周年記念トークセッションを、国連難民高等弁務官事務所(以下UNHCR)の協力のもと、大阪・関西万博会場で開催した。

ユニクロは、UNHCRとのグローバルパートナーシップのもと、大阪・関西万博の国連パビリオンにおいて、6月16日(月)~6月22日(日)の期間、難民支援に関する共同展示を行う。展示会場では、ユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」の取り組みについて展示し、「PEACE FOR ALL」の新コレクションを先行販売する。

ユニクロは、2022年に平和を願うチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」をスタートさせ、2025年4月までに710万枚以上のTシャツを販売し、UNHCRを含む人道支援団体への寄付額は21億円を超えた。

「PEACE FOR ALL」は、「世界の平和を心から願い、アクションする」という趣旨に賛同した著名人の人々にボランティアで協力してもらい、それぞれの平和への願いをデザインしたTシャツを販売するというもの。このプロジェクトの主体であり、ユニクロを展開するファーストリテイリングが、利益の全額(1枚当たり販売金額の20%相当)を、貧困、差別、暴力、紛争などによって影響を受けた人々に対して人道的支援を行っている3団体(UNHCR、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナル)に寄付する。寄付金は国際的な平和のための活動に充てられる。

2025年には「難民映画基金」のサポートを開始した。「難民映画基金」は、避難を余儀なくされた映画制作者、または避難民としての経験を描いた実績のある映画制作者の活動を支援し、助成するために設立された。2025年のロッテルダム国際映画祭(IFFR)において、UNHCR親善大使であるケイト・ブランシェット氏が発表した。マスターマインド、ユニクロ、オランダの文化支援財団ドローム・エン・ダード、慈善財団のタマーファミリー財団、難民支援NGOのアマホロ連合が創設パートナーとして名を連ねている。ヒューバート・バルス基金を運営パートナー、UNHCRを戦略パートナーとし、短編映画への助成制度のパイロット版として開始している。ユニクロは、創設パートナーとしてサポートしている。2025年、支援を受ける映画制作者は、マリナ・エル・ゴルバチ氏(ウクライナ出身)、モ・ハラウェ氏(ソマリア出身)、ハサン・カッタン氏(シリア出身)、モハンマド・ラスロフ氏(イラン出身)、シャフルバヌ・サダト氏(アフガニスタン出身)の5名。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は1950年に設立された国連の難民支援機関。紛争や迫害により故郷を追われた難民や国内避難民・無国籍者などを国際的に保護・支援し、難民問題の解決に対して働きかけている。1954年と1981年にノーベル平和賞を受賞した。スイス・ジュネーブに本部を置き、130カ国以上で援助活動を実施している。

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