青山商事news|ネットとリアルの融合「デジタル・ラボ」を関西4店舗に導入
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)は、ネットとリアルの融合システム「デジタル・ラボ」を、「洋服の青山」のリンクスウメダ店、心斎橋店、京都河原町店、三宮店」の4 店舗に導入し、6 月24 日(水)から順次運用を開始する。「デジタル・ラボ」の関西エリアへの導入は今回が初めてで、導入店舗数は「洋服の青山」で31店舗となる。
「デジタル・ラボ」は、ネットの豊富な在庫数とリアル店舗の接客サービスを最大限に活かしたシステムだ。導入店では、同じ色柄のスーツをサイズ別で保有する必要がなく、限られたスペースで多くの種類を陳列できることから、現在は主に都市部の売場面積100 坪未満の狭小店を中心に導入が進められている。
心斎橋店は狭小店に当たるため、品揃え不足を補うことを目的に導入される。リンクスウメダ店、京都河原町店、三宮店の3店舗では、導入によってスーツ売場の一部を縮小して、青山商事が現在強化しているオーダースーツコーナーやビジカジ商品、、レディス商品などを拡充する計画だ。
導入する店には、同社のECサイトと連動したタッチパネル式の大型サイネージやタブレット端末を複数設置する。来店客はこれらの端末を通して、ECサイト上にある約1000 万点以上の在庫から、好みの商品を選ぶことができる。またECサイトは店舗在庫とも連動しているため、「デジタル・ラボ」の導入店では「洋服の青山」全795 店舗にあるすべての在庫を確認することができる。
さらにお客は店舗にある商品で試着や採寸を行い、実際の商品の色柄や着心地などを確認してからECサイトで購入できる。商品は自宅配送となるため、持ち帰る手間も、商品を受け取るために再来店する必要もない。青山商事ではデジタル・ラボをデジタル戦略の主要事業の一つとして位置付けて今後も積極的な導入を進めていく。