イオンリテールnews|東久留米店でドライブスルー型ピックアップ本格稼働

イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)はネットスーパーの利用拡大に応えて、店頭でお客が荷物を受け取るピックアップサービスを本格稼働する。9月10日(木)、東京都東久留米市にある「イオン東久留米店」で、専用レーンや呼び出しのインターホンを備えたドライブスルー方式による「ドライブピックアップ!」を公開した。

同社は「おうちでイオン イオンネットスーパー」サービスを、東北を除く本州と四国の「イオン」「イオンスタイル」約180店舗で実施している。

コロナ禍のなか、外出を自粛し、店頭での3密を避けたいと考えた利用者が増え、ネットスーパーの売上げは3月~7月までに2割増加。さらに新規顧客も4倍の伸び率を示している。ただし、宅配利用の場合、希望する時間帯の配達枠がすぐに埋まってしまうという不便があった。これに対応するために、同社ではピックアップサービスを強化。現在、「カウンターピックアップ!」「ロッカーピックアップ!「ドライブピックアップ!」の3種類のいずれかを、ネットスーパー対応の全店に導入している。

ドライブピックアップは4月末にイオン羽生店(埼玉県羽生市)で開始。現在83店舗で展開している。東久留米店では、さらに設備面をブラッシュアップして、専用レーンを設けるなど「お客さまにわかりやすロケーションの整備、インターフォンでの呼び出しによる利便性を高めた」(イオンリテール太田正道ネットスーパー本部長)。ドライブピックアップは年度内に100店まで増やす計画だ。

利用者は店舗正面の専用レーンに駐車して、インターフォンで来店したことを伝える。

スタッフがピッキング済みの商品をカートに乗せて専用レーンまで届け、さらに助手席やトランクなど希望の場所に積み込んでくれる。

専用レーンの駐車スペースは2台分。フル稼働すれば、かなりの受注件数に対応できる。

「お客さまは好きな時に、好きなところで買物をしたい。イオンのネットスーパーの第二段階は、『デジタル×新しい生活様式』です」と太田本部長。イオンリテールは約400店舗をネットワークするリアル店舗の強みを活かしつつ、デジタルのネットスーパーをさらに強化することで、お客の買物の選択肢を増やす。

*なお、月刊『商人舎』9月号の「イオンリテールのラストワンマイル戦略∸太田正道ネットスーパー本部長がビジョンと課題を語る」でイオンリテールの取り組みの詳細を報じている。

 

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