セブンｰイレブンnews｜都下で｢7NOW｣の屋外型自走ロボット配送の実証実験

(株)セブン‐イレブン・ジャパン（東京都千代田区、阿久津知洋社長）は、5月19日月）から2026年2月28日（土）の期間（予定）、東京都八王子市の南大沢エリアでセブン-イレブンの商品配送サービス「7NOW」による商品配達を屋外型自動走行ロボット「LOMBY」で行う実証実験を開始する。LOMBY(株)（内山智晴社長）、スズキ(株)（鈴木俊宏社長）との共同実験だ。

実験では配送先地点を指定せず、対象のセブン‐イレブン 2 店舗を中心とした南大沢エリア全域の個人宅（集合住宅の場合はエントランス周辺）等まで配送する。国内の屋外ロボット配送における配送可能エリアと対象戸数は最大規模となる。店舗はセブン‐イレブン南大沢駅前店とセブン‐イレブン八王子南大沢店。注文対応時間は9時30分～20時。

この実証実験は今後の実用化も見据え、①セブン‐イレブン店舗の約3000アイテムを配送できる実サービスである「7NOW」との連携、②信号や横断歩道等も自動認識して配送できる点、③スズキの電動車いすをベースとした台車（電動モビリティベースユニット）を活用した安全安心な走行、を特徴としている。

南大沢エリアは丘陵地の多摩ニュータウンに位置するため階段や坂道が多い。また、入居開始から40年以上が経過して高齢化が進んでいるエリアだ。実証実験の実施にあたっては南大沢スマートシティ協議会とも連携しながら進める。

3社はロボットによる配送の社会受容性やニーズを把握しながら実用化につなげ、他エリアでのサービス展開を目指す。