クックパッドのC2Bサイト『たべみるLite』無料サービス開始

クックパッドの、小売業向けに最適化された『たべみるLite』が9月9 日(火)からスタート。
食の検索データサービス『たべみる』 ( http://info.tabemiru.com ) のサービスラインナップに追加された。

日本最大の料理レシピの投稿・検索サイトが「クックパッド」。
「消費者」参加型のデータベース・サイトとして人気を得、20〜30代の女性を中心に、月間のべ4490万人以が利用する。現在の投稿レシピ数は178万品を超える。

運営は、クックパッド株式会社で1997年10月1日創業のベンチャー企業。
はじめは料理レシピの検索・投稿インターネットサイト「kitchen@coin」を開始。
それが大好評で、1999年6月、「クックパッド」へサイト名称を変更。

2002年3月から「クックパッド」への広告掲載を開始し、さらにブレークした。
2006年9月には、モバイル向けインターネットサイト「モバれぴ」を開始。
そして2007年10月、マーケティングデータ提供サービス『たべみる』をスタートさせている。

会社は2009年7月、東京証券取引所マザーズ上場。
さらに国際戦略を活発化させ、アメリカ、シンガポール、などに子会社を設立。
2011年12月、東京証券取引所市場第一部へ上場。

今回は『たべみる』の検索データを活用し、食品製造業・流通業・小売業向けに無償でサービスを提供する。つまり今回の『たべみるLite』はC2Bのサイト開発である。コンシューマーからビジネスへ。それがユニークで有益だ。

特徴は2つ。
ひとつは「きてるランキング」

これは、店舗が所在する地域において、検索が伸びている食材やメニュー名をランキング表示する。

もうひとつは「くるかもランキング」
前年のデータから、これから検索が増加する傾向にある食材やメニューが一覧できる。
これらのランキングによって、小売業にはタイムリーな商品販促を行ってもらおうというわけだ。このサービス情報はスマホで見ることができる。

ピーター・ドラッカー流にいえば、 前者は既に起こった過去。
後者は既に起こった未来。

『たべみる』は、2014年1月に全面リニューアル以降、利用企業社数がリニューアル前の2倍以上に増加。『たべみるLite』サービスは、『たべみる』のバージョンアップ版で、総合スーパー、食品スーパーマーケットなど小売業の売場、商品仕入れ、販売の各担当者が直近の食トレンドを把握するメディアとして手軽に利用できることを目指す。

8月1日(金)には、旬のおまかせ食材の定期宅配サービス「やさい便」(2012年7月サービス開始)をリニューアルし、スマートフォンを使って全国各地の生産者から食材を直接購入することができる「産地直送便」(https://shop.cookpad.com/)サイトをスタートさせた。地と消費者、消費者と小売りを結ぶインフラ・サービスとして成長するクックパッド。C2Bのインフラ機能として、フード・マーケティングに有効なツールとなってきた。

 

 

検索キーワード : クックパッド  レシピ  サービス  たべみる

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