イトーヨーカ堂、ヤングパパママの子育てを4年間ネット送料割引サービスで支援
11月と12月を『Happy November&Happy December』としてプロモーションを展開するイトーヨーカ堂。
今度は、「お店だけでなく、ネットスーパーでもHappyな企画をご用意!!」と題して、「イトーヨーカドーネットスーパー」子育て応援企画を実施する。
小さな子供がいる家庭の買い物の不便を解消するために、またネットスーパーの利用を促す企画として、公布日より4年以内の母子手帳を提示すれば、通常324円(税込)の配送料を申請日より4年間100円(税込)で利用できるというもの。
現在、イトーヨーカ堂のネットスーパー実施店舗は145店舗。この全店で配送料割引サービスを開始する。
開始は来週の11月12日(水)から。申込みは、店舗サービスカウンターで受け付ける。
すでに7店舗でテスト実施中。実施店舗は久喜・古淵・小田原・明石・アリオ札幌・アリオ鷲宮・アリオ市原。アリオ鷲宮1店舗ではひと月に100名の会員登録の実績があり、割引企画は好評だった。
先行7店舗合計で約1000名が会員登録を済ませている。
イトーヨーカドーネットスーパーは現在、約180万人の会員を抱える。38店舗では、アカチャンホンポの商品もネットスーパーで配送するサービスを実施中だ。
今回は、小さい子供のいる家庭向けのサービスだが、要は、お客の来店して買物をする、あるいは重い荷物、かさばる荷物を持ち帰る不便をいかに解消するか。
同じ商品、同じ価格であれば、ネットスーパーを利用する。
なによりも、ストアブランドに信頼を寄せるお客が多いほど、ネットスーパーの利用は増える。
なかなか採算に乗らないと言われるネットスーパーだが、若いパパママ世代が、子育て中にネットスーパーになじんで、利用価値を体験させれば、その後のユーザーのすそ野は広がる。それがイトーヨーカ堂の送料割引サービスの狙いだ。
最後に、イトーヨーカドーの『Happy November&Happy December』企画に触れておこう。
11月、12月の2カ月間連続の大型年末イベント。
イトーヨーカ堂ではこれまで「8」が付く日の恒例イベント「ハッピーデー」セールを展開してきたが、来年1月で満10年を迎える。そこで、10年を期して、11月、12月の2カ月間を「Wハッピー月間」として、連日お買得とサプライズ満載の特別イベントを開催するというもの。
期間中は、衣・食・住の各売場が連携したお買得企画を展開。さらに日替わり、週替わりで、特別な謝恩企画を実施する。「nanacoポイントがお得に貯まるクレジットカード」セブンカード・プラス、電子マネーnanacoとタイアップするポイントサービス。あるいはセブンプレミアム試食大会といった売場でのサービスイベントなどなど。ちなみにnanacoカードは、累計発行枚数3400万件を超えている。
企画内容は8つ。
《その1》スーパーポイントウィーク
《その2》妖怪ウォッチウィーク
《その3》絶品市
《その4》スーパーハッピーデー(6回)
《その5》セブンプレミアムウィーク
《その6》特別割引セール
《その7》ザ・ベストバザール
《その8》スペシャルクリスマス
すでに第一弾は、今週11月8日、9日に、いつものハッピーデーを拡大して実施。
しかし、いまのイトーヨーカ堂の食品売場はPBのセブンプレミアム一色。はたしてこれがお客の心を魅了し、ハッピーにさせるのか。
レジ前エンドではセブンプレミアムの展開。
グループ全体でセブンプレミアムを売り込もうという施策が続いているが、
業態別にPBの扱いをどうするか。
イオンの「10ウィークス」に対抗するイトーヨーカドーの『Happy November&Happy December』企画で、それが改めて問われることになる。
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