低価格ネットスーパーSEIYUドットコム開店
西友が「低価格」ネットスーパーをスタート。
オンラインショッピングサイトSEIYUドットコムが
今日27日15時にグランドオープンした。
DeNA(ディー・エヌ・エー)と協働で運営する。
Mobage(モバゲー)で有名なITベンチャーで、
ご存知、プロ野球「横浜ベイスターズ」のオーナー企業。
西友はこれまで、
実店舗から近隣エリアへ商品を配送する「SEIYUネットスーパー」で
オンラインショッピングサービスを提供してきた。
今回、従来のネットスーパー機能に
新たに配送センターから商品を配送する「配送センター便」を加え、
全国配送を開始。
これは、
日本で一般的なネットスーパー方式と
アマゾン型のEコマースの融合だ。
さらに、「アメリカンコーナー」を新設して、
「ウォルマートUS」からの直輸入商品を販売する。
同社は ウォルマートの米国子会社で、
西友はますます米国との関係性が強くなる。
アメリカンコーナーには今日現在、2つのコーナーが設置されている。
第1は洗剤や芳香剤等の日用品を販売する「毎日の家事をハッピーに!」コーナー、
第2はレジャー用品を集めた「でっかく遊ぼう!」コーナー。
いまはいずれも商品の掲載はなく、順次入荷予定となっている。
実店舗の商品によるEDLP(エブリデー・ロープライス)と、
アメリカのウォルマート商品によるグローバル性。
低価格と幅広い品揃えの両立だ。
今後3年間で
10万品目まで増やす計画。
以前、商人舎magazineのWeekend News Summaryの記事で
ウォルマートのEコマース戦略を伝えた。
その中でウォルマートが、
「世界中のウォルマートの商品を、
すべての顧客に提供しようという
壮大な計画を持っている」と紹介したが、
今回の「SEIYUドットコム」はまさにその一環。
西友が着実に親会社ウォルマートの戦略を実行しつつある。
2012年7月にDeNAと契約し、
11月には「SEIYUネットスーパー」のユーザー・インターフェースを刷新。
その後、売上げが継続的に前年同期比50%増を達成しているという。
最新のテクノロジーで、
買い物途中でもカートをそのままの状態にして、
空いた時間に再開することも可能になった。
つまり、パソコンとスマートフォンの両方の利用を想定しているのだ。
このあたりの取り組みを見ると、
ただならぬ意志を感じる。
流れが速いEコマースの世界。
何もしなければあっという間に流されるが、
チャンスも豊富だ。
西友が小売りのオンライン販売で、
マーケット・リーダーになる可能性は十分にある。
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