ロック・フィールドnews|年商515億円1.6%・経常利益3.1%の増収増益

(株)ロック・フィールド(神戸市東灘区、岩田弘三社長)が2018年4月期決算を発表した。

売上高515億3600万円(前年同期比1.6%増)、営業利益31億1700万円(3.2%増)、経常利益315億9000万円(3.1%増)、当期純利益20億8600万円(0.1%増)の増収増益だ。

営業利益率6.0%、経常利益率6.1%。

2017年8月に他社で発生した0-157による食中毒事件と天候不順による野菜の価格高騰が長期化したことで、業界にとっては厳しい1年だった。ロック・フィールドでは「The Mirai Salad Company」として、サラダを通して惣菜の可能性を追求し、「食と健康」という新たな価値創造に取り組んだ。また、クリスマスのなどのハレの日に合わせた高付加価値商品、季節商品の販売を強化した。電話やWebでの事前予約も新たに開始して、売上げ伸長に務めた。

ロック・フィールドは6つのブランドを展開している。

25周年を迎えた「RF1」ブランドは、「食と健康」をテーマに、「野菜のチカラで生きていこう。Veges Energy」のメッセージのもと、サラダを中心とした食生活、食習慣を提案した。43期から進めている「RFI」ブランドから「グリーン・グルメ」ブランドへの業態変更に伴って売上高8億0500万円が移行したため、売上高は338億8900万円、前年比0.8%減となった。

その「グリーン・グルメ」は、売上高81億7700万円(19.8%増)。セレクトショップとして、RFIブランドを中心とした品揃えに、「いとはん」「融合」ブランドのサラダ・料理の販売を強化した。とくに週末など繁忙期に食卓提案を行ったことが、客単価アップにつながった。

「いとはん」ブランドは売上高35億4800万円(6.1%減)。京都産筍やホワイトアスパラガスを使用したサラダ提案など、節句ごとに季節商品を強化する「二十四節気販促」を実施した。

「神戸コロッケ」ブランドは売上高28億9400万円(1.2%増)。神戸開港150周年販促として創業時の味を再現したコロッケや、牛肉をたっぷり使用したコロッケなど高価格コロッケ、季節素材を使用したコロッケの提案を行った。

「ベジテリア」ブランドでは「KENKOサポート」をテーマに、夏には疲労回復に効果的なGABA、クエン酸+ビタミンCを使用したジュース、食欲の秋には糖質を考慮したジュースなど、季節の需要に合わせたジュース提供に取り組んだ。売上高は15億0200万円(2.8%減)。

「融合」ブランドは、「アジアの食卓」をテーマにしたメニュー提案・食卓提案として、アジア料理独特のハーブや調味料を使用した商品展開を行った。売上高は11億9700万円(1.8%減)。

連結子会社である岩田(上海)餐飲管理有限公司は上海市に2店を展開している。売上高は1億4200万円(4.2%減)。

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