マツキヨnews|第1Q売上高1445億円2.5%・経常利益12.8%の増収増益
(株)マツモトキヨシ(千葉県松戸市、大田貴雄社長)が2019年3月期の第1四半期決算を発表した。
売上高1445億6400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益93億1800万円(13.5%増)、経常利益99億7900万円(12.8%増)、四半期純利益66億4100万円(14.9%増)となり、売上高、利益ともに、第1四半期では過去最高となった。
営業利益率6.4%、経常利益率6.9%。
小売事業の売上高は1391億9200万円(5.1%増)、卸売事業は46億1600万円(9.4%増)、管理サポート事業は7億5500万円(3.1%減)だった。調剤事業は、薬価改定があったものの、既存店への調剤併設、収益性が見込める物件を優先的に開局するなどの施策によって、順調に推移した。
出店に関しては、エリア内シェアを高めるために、主要都市における至近距離出店を積極的に行っている。またインバウンド需要に対しては新たな立地への出店や、既存店での免税対応を進めた。免税対応店は、この第1四半期で28店増え、554店舗となった。
調剤事業では、厚生労働省が進める「健康サポート薬局」の認可を受けた15店舗で地域医療連携を進め、調剤サポートプログラムの導入契約も順調に拡大している。この調剤サポートプログラムとは、個人薬局や小規模事業者が抱えている在庫問題、店舗オペレーション改善、経営マネジメント、スタッフ教育、商品の安定供給、システムの効率化といった課題に対し、マツキヨが調剤経営ノウハウとインフラをパッケージで提供することでサポートするというもの。2016年からスタートしている。
プライベートブランド(PB)開発も積極的だ。管理栄養士シリーズ「matsukiyo LABアスリートライン」の展開や、カロリーゼロの「EXST ZERO ENERGY DRINK(エクストロングエナジードリンク)」発売など、PB商品の売上構成比の拡大に努めている。
海外事業は、中国の越境EC、タイでは25店を運営する。また、台湾では1号店出店の準備が進んでいる。
グループ全体では、17店舗を出店し、27店舗の改装、不採算店舗を14店舗の閉鎖を行った。6月末の店舗数は1607店舗となっている。