高島屋news|第2Q 営業収益4415億円2%・経常利益161億円3%の増収増益

(株)髙島屋(大阪府大阪市、木本茂社長)が2019年2月期の第2四半期連結業績(2018年3月1日~2018年8月31日)を発表した。

営業収益は4415億2400万円(前期比1.9%増)、営業利益134億2000万円(3.4%減)、経常利益161億2500万円(3.1%増)、四半期純利益は87億8200万円(2.5%減)と、増収減益だった。

営業利益率は3.0%、経常利益率は3.7%。

国内および海外の百貨店事業の営業収益は3837億3500万円(1.8%増)、営業利益は44億2700万円(7.2%増)だ。インバウンド需要の伸長と底堅い個人消費に支えられた高額品や雑貨の売上げが牽引した。

店舗施策では、8月に新宿店のリビングフロアを改装して、「くつろぎ」にフォーカスした売場づくりを行った。また、9月25日に開業した日本橋髙島屋S.C.では、東館に開設した「ポケモンセンタートウキョーDX & ポケモンカフェ」が、子ども連れのファミリー層に人気で、来客数増加につながった。

商品施策では、6月に体験型次世代ビューティーサロン「ベルサンパティック」を横浜店にオープンさせた。また、働く女性に多彩なスーツスタイルを提案するセレクトコーナー「スーツクローゼット」を複数店舗に拡大導入した。

さらに、従来の夏のクリアランスセールに加えて、7月のプレミアムフライデーに合わせて開催した「真夏のスパートSALE」が功を奏した。

海外では、シンガポール髙島屋が、開業25周年記念の営業施策を行ったことと、昨年後半からの現地経済が回復したことなどによって増収となった。上海高島屋は、日系百貨店を前面に出した特徴的な品揃えや顧客の囲い込みが売上げ増に貢献した。ホーチミン髙島屋は、現地経済が拡大するなか、カード会員数の堅調な増加や会員向けプロモーションが奏功し、増収となった。

不動産事業の営業収益は209億7900万円(5.3%増)、営業利益は47億円(7.2%減)と増収減益だが、3月の日本橋髙島屋S.C.東館開業、9月の同新館開業に加えて、来春の全館グランドオープンというように、日本橋エリアで、百貨店と専門店が一体となったまちづくり戦略を推進している。

金融事業は営業収益74億9300万円(4.1%増)、営業利益は24億0100万円(7.0%増)。高島屋クレジット(株)の、外部加盟店取扱高の増加とリボ利用促進による手数料の増加が増収増益につながった。

建装事業の営業収益は121億9600万円(8.8%減)、営業利益は4億4100万円(40.2%減)の減収減益。

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